...釣棹(つりざお)を悉皆(すっかり)纏(まと)めて...
池田輝方 「夜釣の怪」
...源平盛衰記と太平記とだけはが悉皆(すつかり)暗記してゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...内部の献立(こんだて)が悉皆(すっかり)出来上がり...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...悉皆(すつかり)気を腐らせてゐた...
徳田秋声 「のらもの」
...落葉木(らくようぼく)が悉皆(すっかり)若葉から青葉になった処で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鐵製(てつせい)の器物(きぶつ)は其(そ)の形(かたち)を保(たも)つて居(ゐ)ても悉皆(みんな)幾年(いくねん)も使(つか)はずに捨(すて)てあつたものゝやうに變(かは)つて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...「宗(そう)さんは何(ど)うも悉皆(すつかり)變(かは)つちまいましたね」と叔母(をば)が叔父(をぢ)に話(はな)す事(こと)があつた...
夏目漱石 「門」
...考へれば何も彼も悉皆(しつかい)厭やで...
樋口一葉 「十三夜」
...悉皆(しつかい)あやまりのやうに思はるれど言ふて聞かれぬものぞと諦(あきら)めればうら悲しきやうに情なく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...民権論者とて悉皆(しっかい)老成人に非ず...
福沢諭吉 「学者安心論」
...わずかに数輩の学者にて悉皆その事をなすべきにあらざれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...けっしてその国悉皆の有様を詳(つまび)らかにして他国と相対し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...悉皆(しっかい)西洋の風を慕うてこれに倣わんとせざるものなし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...また一方より見れば社会の人事は悉皆(しっかい)虚をもって成るものにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...かくて妾は爆発物の原料たる薬品悉皆(しっかい)を磯山の手より受け取り...
福田英子 「妾の半生涯」
...それから厚い毛布(けっと)かフランネルを二枚に畳(たた)んでも三枚に畳んでもようございますから今の桶の上へ悉皆(すっかり)蒙(かぶ)せて氷の速く融(と)けないようにします...
村井弦斎 「食道楽」
...悉皆(しっかい)...
吉川英治 「私本太平記」
...悉皆(しっかい)...
吉川英治 「新書太閤記」
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