...ここに御佩(みはかし)の十拳(とつか)の劒を拔きて、後手(しりへで)に振(ふ)きつつ逃げ來ませるを、なほ追ひて黄泉比良坂(よもつひらさか)一八の坂本に到る時に、その坂本なる桃(もも)の子(み)三つをとりて持ち撃ちたまひしかば、悉に逃げ返りき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...山川悉に動(とよ)み國土皆震(ゆ)りき一...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...葦原(あしはら)の中つ國悉に闇し...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...萬の妖(わざはひ)悉に發(おこ)りき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...悉に常に血(ち)垂り六爛(ただ)れたり」とまをしき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...その身の皮悉に風に吹き拆(さ)かえき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...我(あ)が身悉に傷(そこな)はえつ」とまをしき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...悉に鰭の廣物鰭の狹物を召び集へて問ひて曰はく...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...すなはち悉に鰐どもをよび集へて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...悉にその御軍(みいくさ)に賜ひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...これに因りて役(え)の氣(け)悉に息(や)みて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...悉に破れて逃げ散(あら)けぬ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...悉に國國の國の造...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...悉に平(ことむ)け和(やは)したまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...また山河の物を悉に備へ設けて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...悉に矢刺しければ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...リーフの註解詳悉に説明す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...悉に引かざりしかば...
長塚節 「長塚節歌集 中」
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