...ようやく春の恵みに逢(お)うて...
伊藤左千夫 「春の潮」
...神の恵みのありがたさよ...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...そうして新時代の文化の複雑さはどれほど我々を恵み...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...わしの今日あるは摩利支天のお恵みもさる事ながら...
太宰治 「新釈諸国噺」
...またその人がお恵みを授かったからといって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...お前さんもその恵みを授かるように神様にお願いなさい...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恵み深き聖母はわが母...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...神の恵みである...
永井隆 「長崎の鐘」
...しかもその恵みの効(きき)めたるや...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...天水や魚の糧の恵みにあうこともなく...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...一に上帝の御恵みに他なりませんて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...終(つい)には恵みを受ける習(ならい)の神には己は逢わずにしまった...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...神のお恵みさ、たんまり欲しいからな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...人がこの世に疑ひもなき真実の子を持つことの何か(恵み)を感ぜしめるものがある...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...悉くが神の御恵みに浴して来る日の幸ひをかち得ることが可能であつたから...
牧野信一 「バラルダ物語」
...かつて私のために傷をなおしてもらった恵みに報いようと思ったのでございます」...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...恵みなのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その恵み深い光と熱とを注いでいたのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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