...たった一つの恵みである日の光さえ...
伊藤野枝 「転機」
...自然の恵みを残りなく甘受できる安居楽業の地であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...島人の疲れいたはる御神火の恵みあふるる湯のけむりかもてんだ...
辻潤 「だだをこねる」
...恵み深き貴下は必ずや惻隠(そくいん)の情を起こし下さるべしと存候...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この大菩薩峠の紙型だけが焼けないで残されたのは殆んど浅草の観音様が焼け残ったと同じような奇蹟的の恵みであったのだ...
中里介山 「生前身後の事」
...大きなる恵みをもたらすのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...クリスチャンでも回教徒でもない私は恵みの分け前にあやかる特権を辞退した...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...天水や魚の糧の恵みにあうこともなく...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...自然から贈られたあれ程の豊かな恵みに対して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...特別の恵みとしてよろこぶようになるのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...君にそこばくの恵みを与えんとする時...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その与えられた恵みを封じるのは愚かである...
柳宗悦 「工藝の道」
...このようなものに逢えるのは恵みとも思える...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...私は今かかる時代の恵みを受けて...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...何人もこの恵みを受けずして...
柳宗悦 「民藝四十年」
...このことは一つの恵みではありますが...
柳宗悦 「民藝四十年」
...志の深い者は神のお恵みを受けるという教訓であったろうと思うが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...お恵みなすってやっちゃあ下さいますまいか」「王婆...
吉川英治 「新・水滸伝」
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