...天然の産物にも恵まれていて...
高村光太郎 「啄木と賢治」
...濶達(かったつ)な表現の才能に恵まれている筈(はず)もございません...
太宰治 「風の便り」
...山の幸にも恵まれて...
太宰治 「津軽」
...晩はゆつくり食べたり飲んだり話したりして寝る楽しみに恵まれてるが...
種田山頭火 「行乞記」
...日本の国土などもこの点では相当恵まれているほうかもしれない...
寺田寅彦 「災難雑考」
...自分の運命が恵まれているとは...
中里介山 「大菩薩峠」
...教育のために自分たちは最も恵まれていればとて...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは良質の塩に恵まれているという物質的の条件の上にたって...
中谷宇吉郎 「塩の風趣」
...この石に触れざる人は恵まれてあれ...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...先づ外面的には申し分のない幸運に恵まれてながら...
萩原朔太郎 「名前の話」
...僕などそれに恵まれてゐるのだから之からます/\注意して調子を大切にしなければならない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一つも恵まれてゐない気がして...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...不幸にして痩躯こそ恵まれてゐるが...
牧野信一 「S・I生へ」
...彼女は小柄で少年のやうな自由な四肢に恵まれてゐた...
牧野信一 「籔のほとり」
...十分に恵まれて居るだらうし...
牧野信一 「浪曼的時評」
...此の文体に表れた所は何等自然的な皮膚を恵まれていないボール紙へ塗った胡粉のような痛々しい化粧丈ではないか...
松永延造 「職工と微笑」
...恵まれているといわなければならぬ...
宮城道雄 「山の声」
...これも朝鮮が石に恵まれているからである...
柳宗悦 「野州の石屋根」
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