...恰も我国の子供が子供染(じみ)ているように...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...恰度職員室の入口に了輔の右の足が踏み込んだ処である...
石川啄木 「雲は天才である」
...背恰好の乎(すらり)としたさまは...
石川啄木 「天鵞絨」
...不恰好な素裸でいられるものかい...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...ここで云えないような変な恰好をしたんだよ...
江戸川乱歩 「断崖」
...この恰好の中に出ているからであるかも知れない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そして長い真すぐな恰好と次の飛躍にうっとりと沈思してるライオンの様な...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...その状恰(あた)かも仏教累世の仇敵たる史学が一朝その方向を転じて我が味方となりたるが如く感ぜられ...
津田左右吉 「仏教史家に一言す」
...それは恰も経済上・政治上の統制ということが合言葉になった時期のことだった...
戸坂潤 「思想動員論」
...妻が無恰好な上衣(カボート)を着て...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...帽子も二重廻(にじゅうまわし)も背恰好(せかっこう)も後から見るとまるで同じなんだけれど...
永井荷風 「ひかげの花」
...西洋には爪を綺麗(きれい)に掃除したり恰好(かっこう)をよくするという商売があります...
夏目漱石 「道楽と職業」
...恰幅も顏形ちも立派な男で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...好い恰好(かっこう)をした...
長谷川時雨 「市川九女八」
...恰度真上の二階では酒宴が始つてゐて...
牧野信一 「熱い風」
...ひようきんな恰好で太十は私達の前にひれ伏した...
牧野信一 「武者窓日記」
...恰で穴の中へでも入ツたやうな心地がする...
三島霜川 「平民の娘」
...雨露次は転(まろ)び落ちるような恰好で...
吉川英治 「私本太平記」
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