...心は息詰まるように苦しかった...
岩野泡鳴 「耽溺」
...余震なき地震息詰まる緊張の幾秒が尚(なお)も続いた...
海野十三 「地球発狂事件」
...息詰まるような雰囲気(ふんいき)が...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...息詰まるような時の何秒か何分かが過ぎていった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...今でも息詰まるようなその一瞬間を...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...擬装の和解との息詰まるような一夜が明けた...
徳田秋声 「仮装人物」
...二人きりの部屋が息詰まるように退屈になって来ると...
徳田秋声 「仮装人物」
...息詰まるような一年を振りかえると...
徳田秋声 「縮図」
...カアルソンは息詰まるやうな聲で叫んだ...
南部修太郎 「死の接吻」
...息詰まるやうな靜けさを包んだ...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...息詰まる感じがし始めた...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...にわかに息詰まるような非常な匂いを見せだしてきていた世の中は...
正岡容 「小説 圓朝」
...動くことが息詰まるほど恐ろしかった...
松濤明 「春の遠山入り」
...誰でも息詰まるような気がした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...鋭い息詰まるような苦痛が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...そして息詰まるような声で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...息詰まる重苦しさとのほかには何ものもなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...息詰まるような長い接吻を終えると...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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