...私はもう一息で小鳥の息の根を止めるところだった...
ギィ・ドゥ・モオパッサン Guy de Maupassant 秋田滋訳 「狂人日記」
...今度は何かの怨靈(をんれう)が盤石(ばんじやく)の重りを以つて息の根を押し止めようとしてゐるのを...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...徹底的に息の根を止めるには...
海野十三 「暗号音盤事件」
...その病人の息の根が止まっていた...
海野十三 「蠅」
...あるいは息の根もとまるような臭い溝の汚穢物や...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...見る見る牝牛(めうし)の息の根をとめてしまいましたよ...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...ざわざわさせまいと息の根を殺しながら自分の寢椅子に身を伸ばすのを...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...息の根を止めるだけじゃなくって...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...自分の腕に抱きかかえてすぐその息の根をとめてやろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...息の根をとめてやろうという...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...徐々に息の根をとめようというのだが...
久生十蘭 「ノア」
...彼の息の根はとまつてしまつた……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...息の根を止めたら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...こゝで息の根を止めらるゝ程な高びしやな嘲笑を浴せられて...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...息の根が止まります」「馬鹿奴(め)……その一円は昨日(きのう)の診察料じゃ...
夢野久作 「近世快人伝」
...罠(わな)に懸(かか)ったやつの息の根をあらためようか」三人一緒に...
吉川英治 「江戸三国志」
...いまのうちに孔明の息の根をとめてしまうに限る!「……そうだ...
吉川英治 「三国志」
...この奴隷状態は不運なる極地においては今なお続いている――この大氷期は伝説のロマール及びハイパーボリアといった他の世界に冠たる地の息の根を止めたのである...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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