...急に息づまりさうになつたと見えて...
薄田泣菫 「茶話」
...突然の息づまりなど...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ときどき息づまりがし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...息づまり杜絶されたような自分の生活が彼の眼の前に在った...
豊島与志雄 「生あらば」
...「お前は……」と牧師が怒気のために息づまりながら何か言い出そうとすると...
平林初之輔 「悪魔の聖壇」
...彼女の下に一人子が息づまりつつ横たわっている時に...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...乾いた庭へ這入ると息づまりがしてならぬ...
室生犀星 「庭をつくる人」
...全くあれらの生活は眠元朗にはやはり退窟と倦怠と息づまりをあたえたに過ぎなかったのに...
室生犀星 「みずうみ」
...わたしは同宿者にわずらわされぬ・物音のしない・きたなくも煙たくもなく息づまりもしないような・家に泊りたいと思っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お粂はその息づまり方を察しもなく...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして息づまりそうな沈黙をもった顔とが...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...面(おもて)を掠(かす)める飛沫(しぶき)の霧! 息づまりそうな川風に鬢髪(びんぱつ)が立つ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...息づまりそうだった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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