...無為恬淡を旨とし...
高木敏雄 「比較神話学」
...恬(てん)としてみずから怪しまず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...師範学校の卒業生が皆清廉で恬淡な人格者でありそうだと仮定しているのは最も不真面目な迷信だろう...
戸坂潤 「社会時評」
...恬淡というか、無頓着というか、一つのものに執着することがなかった...
豊島与志雄 「囚われ人」
...画人ハ背景ヲ描カンガタメニ俳優ノ鼻息ヲ窺ヒ文士ハ書賈ノ前ニ膝ヲ屈シテ恬然タリ...
永井荷風 「申訳」
...昨日(きのう)まで軽蔑(けいべつ)していた人の真似(まね)をして恬(てん)として気の付かない姉夫婦は...
夏目漱石 「道草」
...その成功のためにはほとんど人倫を紊(みだ)すも恬(てん)として恥じざるのみか...
新渡戸稲造 「自警録」
...平次の恬淡(てんたん)な心持が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...就中近頃の村瀬の羨望を代表するが如き溌溂さや物事の恬淡さを兼備して...
牧野信一 「女に臆病な男」
...でなくて誰が酔狂にこの寒さに斯んなものを……」と彼は恬然としてうそぶいた...
牧野信一 「スプリングコート」
...次に「茶山菅先生之在江戸、一日犬冢印南、今川槐庵、及恬、同陪先生、為墨水舟遊、先生帰郷、十年於此、而今年犬冢今川倶逝、頃先生集刻成、至読其詩慨然」として、七絶が載せてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...署して「文政癸未孟春廿二日伊沢信恬識」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...恬(てん)として顧みないのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...風潮に託して恬然(てんぜん)としている訳にはいかない...
山本周五郎 「新潮記」
...身ヲ持スルコト謹厳恬淡(てんたん)ニシテ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...恬然(てんぜん)としておられなかった...
吉川英治 「親鸞」
...恬然(てんぜん)と...
吉川英治 「平の将門」
...では」むしろその恬淡(てんたん)さに...
吉川英治 「源頼朝」
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