...彼のお時儀に? 彼は――堀川保吉(ほりかわやすきち)はもう一度あのお嬢さんに恬然(てんぜん)とお時儀をする気であろうか? いや...
芥川龍之介 「お時儀」
...又実に恬然(てんぜん)として個人的威厳を顧みざる天才を具(そな)へざる可(べか)らざればなり...
芥川龍之介 「娼婦美と冒険」
...しかしひとり巽斎だけは恬然と倹素に安んじてゐた...
芥川龍之介 「僻見」
...2011.大衆はたゞ恬然として誰憚らず出鱈目を云つてのける樣な民衆指導者の言にのみ信を置く...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...「フテイヤツ」とはプーチヤチンのことを日本風には「布恬廷」と書いたから...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...自然に無事を喜び恬を好むの風度あるを見る又以て此の二大政治家の個性を諒す可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...功名に恬淡(てんたん)な平次の外にはありさうもなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...旧藩地に何等(なんら)の事変あるも恬(てん)として呉越(ごえつ)の観(かん)をなしたる者なれば...
福沢諭吉 「旧藩情」
...恬(てん)として愧(は)ずるを知らざるものなきにあらず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...何しろFは珍らしい客だからね……」と、私は惰性で心にもないことを呟いて、恬然としてゐた...
牧野信一 「或る日の運動」
...何物をも希求せぬほど恬澹であったとは誰も信ずることが出来ない...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...蘭軒信恬(のぶさだ)は此信階の子である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...雨歇風恬鳥乱鳴...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「信恬又識」と再署してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...恬(てん)として顧みないのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...青年は兎角何事をも明日に譲つて恬然(てんぜん)としてゐたがる...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...恬然(てんぜん)と...
吉川英治 「平の将門」
...恬然(てんぜん)として控えている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
時事ニュース漢字 📺
