...「恩地殿のような武芸者も...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...いざや、小父者(おじご)は能役者、当流第一の老手、恩地源三郎、すなわちこれ...
泉鏡花 「歌行燈」
...恩地源三郎どの養子と聞く……同じ喜多八氏の外にはあるまい...
泉鏡花 「歌行燈」
...さようでござろう、恩地、)と私の名をちゃんと言う...
泉鏡花 「歌行燈」
...恩地の台所から音信(おとず)れたら...
泉鏡花 「歌行燈」
...と惜(おし)まれた――恩地喜多八...
泉鏡花 「歌行燈」
...恩地喜多八はただ一人...
泉鏡花 「歌行燈」
...恩地喜多八は疲れた状(さま)して...
泉鏡花 「歌行燈」
...・その頃の仲間・その頃僕の畫室に集まつて一所にモデルを雇つて勉強してゐた人に、恩地孝四郎、久本信、小島小鳥、田中未知草、萬代恒志の諸氏がゐた...
竹久夢二 「砂がき」
...一所にいつてゐた恩地君や田中君と手を握り合つて涙をこぼしたものだつた...
竹久夢二 「砂がき」
...昭和四年七月濱田青陵(はまだせいりよう)博物館(はくぶつかん)裝幀・恩地孝四郎島田貞彦口繪・霜島正三郎繪・霜島正三郎濱田青陵第一...
濱田青陵 「博物館」
...裝幀は故田中恭吉と恩地孝四郎との二人がし...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...ET ILSTAIENT CONTINUELLEMENTDANS LE TEMPLE, LOUANT ETBNISSANT DIEU.53.※SELON. SAINT LUC.ネルリの肖像について恩地は十枚ばかり書いてくれて...
室生犀星 「愛の詩集」
...詩友にして酒友、多田不二、恩地孝四郎、萩原などと「感情」時代からの友人、稀代の我儘者、酒は静かな方、趣味一致す...
室生犀星 「交友録より」
...夜(よ)に入つて高安郡(たかやすごほり)恩地村(おんちむら)に着いた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...試みに大阪、田井中、恩地の線を、甚しい方向の変換と行程の延長とを避けて、大和境に向けて引いて見ると、亀瀬峠(かめのせたうげ)は南に偏し、十三峠は北に偏してゐて、恩地と相隣してゐる服部川(はつとりがは)から信貴越(しきごえ)をするのが順路だと云ひたくなる...
森鴎外 「大塩平八郎」
...大塩平八郎 美吉屋にて自刃す大塩格之助 東組与力西田青太夫実子 美吉屋にて死す渡辺良左衛門 東組同心 河内田井中にて切腹す瀬田済之助 東組与力 河内恩地にて縊死す小泉淵次郎 郡山柳沢甲斐守家来春木弥之助実子...
森鴎外 「大塩平八郎」
...がしかし、それも、良人が洲股(すのまた)の築城をなし遂げて、一躍、五百貫の恩地と、一城の守将という地位とを克(か)ち獲(と)ると、世間は今さらのように、「怖(おそ)るべき男」と、藤吉郎を見直して来た...
吉川英治 「日本名婦伝」
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