...此等の輩と類を同くする恥知らずではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...わたしはこんなに恥知らずにわたしの罪を公開しなかったろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...君みたいな恥知らずを産んだ親の顔が見たいや...
太宰治 「グッド・バイ」
...叔父さんを冗談にも一時、疑っていたなんて、僕はおっちょこちょいの、恥知らずだ...
太宰治 「新ハムレット」
...恥知らずを恥ぢる事ばかりなり...
種田山頭火 「其中日記」
...わしは実になんとも言えん恥知らずだからな!……」「でも地獄には鉤なんかありませんよ」と父を見つめながら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...あの恥知らずの乞食みたいなやつだから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...恥知らずの雇人共に金をあてがって...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの娘は――ひかえ目なのか恥知らずなのかということは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...この恥知らずな誹謗者の鼻をあかせてくれようものと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...この恥知らずのロシア人よりベラのことをもっとよく知っていたに違いないけれど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...「恥知らずです、思った以上の恥知らずだ」ペイシャンスも甲高い声で叫んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...恥知らず書いたりする世の中ですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...この恥知らずの犬め...
山本周五郎 「お美津簪」
...それに続けて「卑劣漢」とか「恥知らず」とか「ぺてん師」などという罵詈(ばり)が唾と一緒に飛んだ...
山本周五郎 「半之助祝言」
...そんな残忍な……恥知らずな……毛唐式の学術の研究や...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...呂宋兵衛(るそんべえ)の手下にしたがっているとは臆面(おくめん)なき恥知らず...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索