...葉子を恨むよりも自分たちの獣性を恥じるように見えた...
有島武郎 「或る女」
...それを恥じる必要は絶対にない...
石川欣一 「比島投降記」
...――4.そもそも私が私の地位にあつて主義の人たらんとしたならば私は恥じるでせう...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...米国人(ジョナサン)はその名を知ることだけでも恥じるべきものなのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...果実が適度に食われたときわれわれは自分の食欲を恥じる必要がなく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...われわれは肉欲の一つの形式を恥じることなく自由に論じるが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...自分の醜態の前科を、恥じるどころか、幽かに誇ってさえいた...
太宰治 「東京八景」
...恥じるがいい...
太宰治 「HUMAN LOST」
...自分の過度な淫慾を恥じる気持の方が強かった...
谷崎潤一郎 「鍵」
...私はまだ『あなたまかせ』にまで帰納しきっていないことを恥じるが...
種田山頭火 「独慎〔扉の言葉〕」
...哲学者が耳にするのも恥じるだろうような言葉の意味をば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...思いつきを軽々しく信じたことを恥じることになるに違いないからである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...自分の弱点を恥じる心が...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...今しがた行ったいたずらに、後悔するやら、恥じるやら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...とにかく恥じる行為は何もしていません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...かくべつの取りえもないただ一つ人間に大事なものはミサオ――節操というものでそれさえあれば人は人としてどのような場合でも恥じることはないと思っており...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...恥じるようにしながら玉鬘(たまかずら)の居間へ持って来たのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いったばかりではないかと恥じる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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