...」「恥じないです...
泉鏡花 「海城発電」
...サモ天地に恥じない公明正大の人であるかのような平気な顔をして私の前に現れた...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...古聖賢に恥じない徳人だ...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...恥じないではいられない...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...大切(おおぎ)りにナポレオンがその将士を招集して勲章を授ける式場の光景はさすがにレビューの名に恥じない美しいものであった...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...あの人も神様にはちっとも恥じないで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...貧乏を恥じないといったろう...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...鉄石大公に恥じない鉄石兵士である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...恬として恥じないほどの人間は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それで一向に恥じないところは...
前田河広一郎 「ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より」
...しかしそれを出版してツバキ国の体面に恥じない大きな書物としたものはまだ一つもありはしない...
牧野富太郎 「植物記」
...箇人主義は大なる社会的生存に一致する事を明言して恥じないのである...
宮本百合子 「大いなるもの」
...ところが我々は自分の未熟をさらけ出してあえて恥じない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...富裕な者はその眼の前で贅沢三昧(ぜいたくざんまい)をして恥じない...
山本周五郎 「つばくろ」
...弱さを恥じないときのほうが強いものだ」丹三郎は「はい」と答え...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「いや、わしは恥じない、信じてくれ」「ふん……人を欺くにも程がある...
吉川英治 「江戸三国志」
...自分のすがたに恥じないでいられなかった...
吉川英治 「親鸞」
...江戸ッ子人種の祖先たるに恥じない性格の持主ではあった...
吉川英治 「平の将門」
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