...存外恢復(かいふく)は容易かも知れない...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...憎惡と嘲笑と憤怒との自由を恢復する位は實に何でもない事である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...大脳手術を施すことにより多分恢復するだろうと思われる...
海野十三 「大脳手術」
...只管に健康の恢復に力めしが...
太宰治 「知らない人」
...名誉恢復...
太宰治 「火の鳥」
...店二階に休んでゐる與之助もまだ元氣が恢復せず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御蔭で私は大分元気を恢復しましたが相変わらず...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...尤もその恢復は單なる繰返へしではなく...
波多野精一 「時と永遠」
...元気はだいぶ恢復していたので...
久生十蘭 「地底獣国」
...オランダ人の信用を恢復するため...
久生十蘭 「ひどい煙」
...ようやく恢復に向った病人が皆そうであるように...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...自主自由の権義を恢復すると言うにあらずや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...三年や五年で登山電車が恢復する見込みはあるまいと思はれたのだが...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...まだ健康がすっかり恢復していなかったため...
宮本百合子 「「ゴーリキイ伝」の遅延について」
...出来るだけ何とかして恢復を計りましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...国の元気を恢復すべし...
山路愛山 「英雄論」
...恢復(かいふく)に向かうという兆(きざ)しは少しも認められなかった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...併(しか)しマス君は見掛に寄らず最後まで勇敢に戦つて立派に名誉を恢復(くわいふく)した...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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