...』四「このやうに健康を恢復(くわいふく)して来ると...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...遲鈍が恢復すると共に...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...この消耗が恢復せず...
海野十三 「恐しき通夜」
...妙子はまだ体力が恢復(かいふく)しておらず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あの水の日の衝撃からまだ十分に恢復(かいふく)しきっていないらしく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あんなにゴチャゴチャ塗り立ててるから可笑(おか)しいんだよ」「つまり馬鹿よ」ナオミはだんだん自信を恢復(かいふく)して来たらしく...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...稍(やゝ)その信用が恢復しようとした頃である...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...今は健康も恢復(かいふく)して...
徳田秋声 「蒼白い月」
...しばらく中断状態にあった心神の恢復(かいふく)とともに芽出しはじめ...
徳田秋声 「縮図」
...恢復の見込なきまでに我が軍艦は撃ち破られ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...それでも一度充血するともう完全な恢復は不可能である...
北條民雄 「発病」
...モオリスもすつかり恢復して巴里に戻り...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...視力恢復までに一ヵ年以上かかった...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...犬共は恢復してすつかり元気になつていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...気息を恢復しつつある解剖台上の少女……呉モヨ子と名付くる美少女は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...三度目に立たなくなつた足が今は恢復(くわいふく)の望みもなくなつてゐる...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...主(あるじ)劉恢から(時節は来た...
吉川英治 「三国志」
...恢復期を大事にするために帰還を命じた...
和辻哲郎 「鎖国」
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