...余之を見て思へらく眼を悦ばす美麗なる色素や嗅覚を楽ましむる馥郁たる香料は化学工業によりて数多く製造されつゝあれども味覚に訴ふる製品はサッカリンの如き恠し気なる甘味料を除きては殆んど稀なり...
池田菊苗 「「味の素」発明の動機」
...其地如レ敷レ玉、闕台映、楼台玲瓏、目所レ不レ見、耳所レ不レ聞、携レ手徐行、到二一大宅之門一、女娘曰、君且立二此処一開レ門入レ内、即七豎子来相語曰、是亀比売之夫也、亦八豎子来相語曰、是亀比売之夫也、茲知二女娘之名亀比売一、乃女娘出来、嶼子語二豎子等事一女娘曰、其七豎子昂星也、其八豎子者畢星也、君莫レ恠終焉、即立レ前引導、進入二于内一、女娘父母共相迎、揖而定坐、于レ斯称二説人間仙都之別一、二談議人神偶会之喜一、乃薦二百品之芳味一、兄弟姉妹等、挙レ杯献酬、隣里幼女等、紅顔戯接、仙歌寥亮神逶、其為二歓宴一、万二倍人間一、於レ茲不レ知二日暮一、但黄昏之時、群仙侶等漸々退散、即女郎独留、雙眉接レ袖、成二夫婦之理一、万葉詩人は「二人入居て、老もせず死にもせずして、永世に有けんものを」と歌い、『古事記』は海神の宮殿を形容して、「魚鱗の如(ゴト)作れる宮」と云い、二神結婚の条に、美智の皮八重を敷き、其上に畳八重を敷きしを記す...
高木敏雄 「比較神話学」
...五日、癸卯、霽、鶴岳の別当公暁、宮寺に参籠して、更に退出せられず、数ヶの祈請を致され、都て以て除髪の儀無し、人之を恠しむ、又白河左衛門尉義典を以て、大神宮に奉幣せんが為、進発せしむ、其外諸社に使節を立てらるるの由、今日御所中に披露すと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...長竿恠(ちょうかんかい)」皆が手を叩いて囃(はや)したてた...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...は恠(あやし)みながらその声をしるべにしてあがって往くと...
田中貢太郎 「美女を盗む鬼神」
...文言では四徳と解してゐるのは如何したものかと恠しんでゐる...
内藤湖南 「易疑」
...さう考へてくると自然彖傳象傳の如き恐らく最も夙く出來たと思はれる易の理論的説明が既に卦辭爻辭と必ずしも一致しないことも恠しむに足らなくなり...
内藤湖南 「易疑」
...細君はどうしてそんなに疲れたのかと寧ろ恠しまれるほど...
永井壮吉 「人妻」
...浪人体(てい)にて恠敷(あやしく)見受候分は無用捨(ようしやなく)召捕り...
中里介山 「大菩薩峠」
...「逆に推測して房中秘密の中に神異霊恠の解釈を求むるに至つた」のである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...利根対岸の堤を崩した恠談(かいだん)を伝えている...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...このことは或はむしろ恠しむに足らぬであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...極端に冥罰(めいばつ)や恠異(かいい)を恐れたので...
久生十蘭 「無月物語」
......
古道人 「怪談牡丹灯籠」
...只々恠しむべきは色情無きが如く見ゆる人あり...
正岡子規 「読書弁」
...晏子恠而問レ之...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...醜恠(しゅうかい)なる蔭の事情がなかなか多かったように思う...
柳田国男 「雪国の春」
...恠喜(かいき)して温室を建てられた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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