...恙(つゝ)がなく産(うま)れ出(いで)しといふやうに言問(ことゝひ)の前の人の山を潜(くぐ)り出(いで)て見れば...
饗庭篁村 「隅田の春」
...遂げ得ぬ恋に長く苦しむよりは」「それ程まで不恙(ふつつか)な私をば」人の言葉を信じるのは...
江見水蔭 「壁の眼の怪」
...恙(つつが)無きや...
太宰治 「竹青」
...「恙なく帰って来られゝばよいが...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...「昨夜恙(つつが)なく帰宅致し候儘(まま)御安心被下度(くだされたく)...
田山花袋 「蒲団」
...多忙と微恙(びよう)に煩わされてはなはだまとまりの悪い随筆になってしまったのは遺憾である...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...恙(つつ)がなく退京しちまったんですよ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それに國書の如きも隋書に載れる日出處天子致書日沒處天子無恙云々の如きは...
内藤湖南 「聖徳太子」
...微恙あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...青竹に縛られた娘の恙無(つつがな)い顔と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...母上兄妹(けいまい)の恙(つつが)なきを喜びて...
福田英子 「妾の半生涯」
...源蔵が若君の恙(つつが)なき姿を見て...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...狐狼等守護していさゝかも恙(つつが)なき故に...
南方熊楠 「十二支考」
...さて早(はや)殺しやったと安心して翌朝見れば縫工恙(つつが)なく生き居るので巨人怖れて逃げ去った...
南方熊楠 「十二支考」
...また恙(よう)の虫(むし)の事語りていわく...
森鴎外 「みちの記」
...恙(つつが)ないか」「見た通りである...
吉川英治 「三国志」
...――恙なきや、との訊ねは、自己の優越感を満足させるために、此方を嘲弄(ちょうろう)することばと受取れる...
吉川英治 「三国志」
...ご微恙(びよう)での...
吉川英治 「私本太平記」
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