...怎麼(いか)にしてかく恙(つつが)なきぞ」ト...
巌谷小波 「こがね丸」
...恙なく宮城へ還御あらせられた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...御身の恙なき帰国をこそ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...彼は我が児以上に春琴の身を案じたまたま微恙(びよう)で欠席する等のことがあれば直ちに使(つかい)を道修町に走らせあるいは自ら杖(つえ)を曳(ひ)いて見舞(みま)った...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...それから九月一日の大震にもお蔭で恙(つつが)なく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...微恙あれば行かず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...微恙あり、心欝として楽しまず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...先(ま)ずこれまでの造化の試験を恙(つつが)なく...
野中到 「寒中滞岳記」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...このままであなた様も恙(つつが)なくお勤めが成就できるとお思いでしょうか...
室生犀星 「花桐」
...主客今並無恙...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...微恙愈容易...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...微恙(びやう)にことよせて房(へや)の裡にのみ籠りて...
森鴎外 「舞姫」
...御令嬢は恙(つつが)なく我輩の掌中に在之候(これありそうら)えば慮外ながら...
山下利三郎 「誘拐者」
...先ごろからご微恙(びよう)できのうまで打臥(うちふ)しておられたが...
吉川英治 「黒田如水」
...近ごろ微恙(びよう)であったが...
吉川英治 「三国志」
...留守中なんのお恙(つつが)もなくいらせられましたか」と...
吉川英治 「三国志」
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