...公(きみ)恙(つゝが)あらず...
泉鏡花 「花間文字」
...ああ神よ我が良人(おっと)をして恙(つつが)なからしめよ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...母微恙(びよう)のため...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...こうして今日(きょう)まで恙(つゝが)なく育って来た...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...――友僚恙なくテラモーニオス・アイアスの勇武の手より免れて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...母上兄妹(けいまい)の恙(つつが)なきを喜びて...
福田英子 「妾の半生涯」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...(三月二十七日)廃刊せられたりといひ伝へたる『明星』は廃刊せられしにあらでこのたび第十一号は恙(つつが)なく世に出でたり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...微恙(びやう)にことよせて房(へや)の裡にのみ籠りて...
森鴎外 「舞姫」
...また恙(よう)の虫(むし)の事語りていわく...
森鴎外 「みちの記」
...一生に一度の参覲(さんきん)を恙(つつが)なくなしとげることを...
柳田国男 「木綿以前の事」
...恙(つつが)なく記憶(おぼ)えていると又一つ新しいのを書いてもらえる...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...互に恙なくここまで来られた健康を祝すために無言のうちにコップを上げた...
横光利一 「旅愁」
...むすめが微恙(びよう)で寝ついたので...
吉川英治 「三国志」
...近ごろ微恙(びよう)であったが...
吉川英治 「三国志」
...お恙(つつが)もなく」と孔明は...
吉川英治 「三国志」
...恙(つつが)なく歩いている人影はほとんどなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索