...翌早朝淀橋署の刑事主任が来て、前夜の無礼を陳謝し、署長も恐縮して、後刻お詑びに来るからという...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...三藏は「さうですか」と益恐縮して...
高濱虚子 「俳諧師」
...僕等三人も初めは唯々恐縮して...
辰野隆 「浜尾新先生」
...そしてその妙な認定に相手が少し恐縮しているのを見て...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いよいよ恐縮している...
中里介山 「大菩薩峠」
...はや」と非常に恐縮して...
中里介山 「大菩薩峠」
...毬栗頭(いがぐりあたま)のつんつるてんの乱暴者が恐縮しているところは何となく不調和なものだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ひどく恐縮してゐる樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やがて中央線の發着するホームへ出ると、盲目の二人は、恐縮して、何度もお禮を云うのである...
林芙美子 「おにおん倶樂部」
...「かごや」の手違については充分営業部でも恐縮してゐる由...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...凝つとしてゐるのが苦手でして……」と恐縮してチツチツチツ! とわらふのが癖だつた...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...私はすっかり恐縮して「マエストロ・パデレフスキー...
三浦環 「お蝶夫人」
...ますます恐縮して...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...三田はすつかり恐縮して...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...動物的なのに大恐縮してしまったのを思い出します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...壮六 (恐縮して)どうも...
三好十郎 「樹氷」
...見苦しい通りにお待たせいたしまして」と惟光は恐縮していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...呂蒙は過分なるおことばと恐縮してすぐ席へ来た...
吉川英治 「三国志」
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