...恐れるのは煽動家(せんどうか)の雄弁である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...自分が對手の缺點を脅す態度をとつてゐることを恐れる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...あの光をもっとも恐れる...
海野十三 「恐竜島」
...盗難を恐れる余り...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...其の害毒は或は恐れるに足らぬかも知れぬ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...何よりも幸子の恐れるのは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...けっして恐れることはない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...壬生浪(みぶろう)……」「恐れるには当りませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...掛り合ひを恐れる人達は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心に暗い秘密をもっている人は新聞記者にあうのを恐れる...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...しかし私は恐れる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...大原君だって別段に悪い点もないが何(な)にしろあの大食では恐れる」小山「大食だけがあの男の疵(きず)だ...
村井弦斎 「食道楽」
...あの世にそういう良い交わりを結びにゆくことは少しも恐れるに及ばないという元気も出て参ります...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らは危険をおかすことを二重に恐れるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...恐くないより恐れるのも美しいことだった...
横光利一 「旅愁」
...秀吉を恐れるものと触れあるくようなものになろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...かれの狂酔を恐れるように...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...八私は誤解を恐れる...
和辻哲郎 「生きること作ること」
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