...恐れられれば恐れられるほど軽焼は益々繁昌(はんじょう)した...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...雹は戦争(いくさ)よりも恐れられる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...土方人足の村で恐れられるも尤(もっとも)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それが恐れられるからだ...
豊島与志雄 「母親」
...極度にスキャンダルを恐れられる性情から...
久生十蘭 「魔都」
...恐れられる丈それだけ...
平出修 「逆徒」
...「わたくしは恐れられるよりも...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...及び疫病(ペスト)の如くに恐れられる天然痘は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ただそれが飢えや渇きや暑さや寒さや不眠などによって我々を苦痛の腕のうちに投ずればこそ恐れられるので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...若様が恥辱や刑罰を恐れられるようにと望まれるならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一般には愛されるよりも恐れられる方が有利で安全である...
矢部貞治 「政治学入門」
...きらわれないでしかも恐れられることが肝心なのである...
矢部貞治 「政治学入門」
...下らないアリバイなんか出しやがってね……そのうちにドウモ此奴(こいつ)は生蕃小僧なんて恐れられるようなスゴイ人物じゃないらしいって感じがして来たんだ...
夢野久作 「二重心臓」
...悪党にも恐れられる目明しだということを忘れている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この場合「人言」が恐れられるとすれば...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...――人言の恐れられる理由はこれだけではまだ尽きないであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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