...恐る恐る身をこごめた...
芥川龍之介 「産屋」
...恐る恐る唇をふれようとした...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...わたしは実際恐る恐る...
芥川龍之介 「報恩記」
...」友人の一人は恐る恐る...
芥川龍之介 「魔術」
...一行は恐る恐る室内に足を踏み入れた...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...恐る恐る述べました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そして恐る恐る彼を頭から足先まで見おろした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...武士達が恐る恐る海岸へ行ってみると...
中谷宇吉郎 「雑記」
...「ハッ」恐る恐る押し戴いた六郷左京は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...恐る恐る手に執ってみるとそれは別に恐れるほどのものではなかった...
久生十蘭 「魔都」
...「へ」恐る恐る返事をした...
正岡容 「寄席」
...不図思い返したように恐る恐る袂から例の櫛をそっと出して...
松永延造 「職工と微笑」
...己は恐る恐る身を臥所(ふしど)に倒す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...恐る恐る思いを述べる者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...と恐る恐る伺いを立てると...
山本笑月 「明治世相百話」
...只(ただ)独(ひと)り王の前に蹲(ひざまず)いて恐る恐る口を開いた――「王様...
夢野久作 「白髪小僧」
...私は青い光りに照されているマット敷の階段を恐る恐る降りて...
夢野久作 「冥土行進曲」
...そうして看護婦が持って来た塩水で恐る恐る含嗽(うがい)をして...
夢野久作 「霊感!」
便利!手書き漢字入力検索