...こうして戦々恐々としているある夜のこと...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...恐々(こわごわ)行って見ると...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...『君の知る知らないで、戦々恐々だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...私は恐々(こわごわ)ではあったけれど...
徳永直 「戦争雑記」
...絶えず戦々恐々としておるに違いないぞと言った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...恐々謹言これは弘安二年己卯(つちのとう)六月二十日に書かれたものだ...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...不思議そうに恐々(おそるおそる)叔母の顔色を窺(うかが)ッて見てウンザリした...
二葉亭四迷 「浮雲」
...国王これを聞いて召し出し毎々(つねづね)この国を荒らし廻る二鬼を平らげしめるに縫工恐々(こわごわ)往って見ると二鬼樹下に眠り居る...
南方熊楠 「十二支考」
...さて一町村に一社と指定さるる神社とては、なるべく郡役所、町村役場に接近せる社、もしくは伐るべき樹木少なき神社を選定せるものにて、由緒も地勢も民情も信仰も一切問わず、玉石混淆、人心恐々たり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...恐々(こわごわ)...
吉川英治 「大岡越前」
...公卿生活と女院の内のみやびから恐々(こわごわ)ただよい出たばかりである...
吉川英治 「私本太平記」
...おひとりのようでございまする」久子は恐々(こわごわ)こたえた...
吉川英治 「私本太平記」
...やがて蒔絵(まきえ)の文筥(ふばこ)の房長なのを恐々(こわごわ)持った近所の内儀が...
吉川英治 「新書太閤記」
...恐々謹言と、墨匂(にお)わしく覚悟のほどが答えてあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...四人行ってみろ」恐々(こわごわ)と逃げッ尻を揃えて李逵(りき)のいる一室を窺(うかが)ってみると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...恐々(こわごわ)...
吉川英治 「親鸞」
...お前様が人殺しの罪に墜(お)ちなかったお礼をいうてくださんせ」恐々(こわごわ)と...
吉川英治 「親鸞」
...恐々(こわごわ)...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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