...恐々(こわごわ)ながら巌頭(がんとう)に四つん這(ば)いになると...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...恐々(こわごわ)といった顔つきでスープ鉢の蓋を取って...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...『君の知る知らないで、戦々恐々だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...恐々(こわごわ)ながら一枚の地図を案内として毎日見物のためもしくは用達(ようたし)のため出あるかねばならなかった...
夏目漱石 「倫敦塔」
...――こゝでお由良の死骸が見付かると、私と幾松に疑ひがかゝると思つたので、恐々ながら、橋の欄干の間を潜らせて、お由良の死骸を川へ落してしまひました」「その時、死骸が橋架(はしげた)か水除か何かに引つ掛らなかつたのか」「いえ、眞つ直ぐに水の中へ落ちましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐々謹言これは弘安二年己卯(つちのとう)六月二十日に書かれたものだ...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...恐々...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...さては今日ももう出かけたのかと恐々(おそるおそる)座舗(ざしき)へ這入(はい)ッて来る...
二葉亭四迷 「浮雲」
...今まで何が起こるのかと戦々恐々だったし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...国王これを聞いて召し出し毎々(つねづね)この国を荒らし廻る二鬼を平らげしめるに縫工恐々(こわごわ)往って見ると二鬼樹下に眠り居る...
南方熊楠 「十二支考」
...おいでな皆(みんな)で遊ぶからよ」中では一番年増(としかさ)の金ちゃんは尻切(しりき)れ草履(ぞうり)を引きずって門柱(もんばしら)に手を掛けながら扉(とびら)の陰にかくれて恐々覗いている私を誘った...
水上滝太郎 「山の手の子」
...まるで処女のように恐々(こわごわ)指頭(ゆびさき)で圧えていきながら...
横光利一 「上海」
...しかし余り動かないので恐々(こわごわ)と近づいてみると...
吉川英治 「三国志」
...恐々(こわごわ)ながら引きうけて退がってしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...巧雲はまた良人(おっと)の部屋へ恐々(こわごわ)と入って行った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...恐々(こわごわ)と...
吉川英治 「源頼朝」
...私です……」恐々(こわごわ)と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...ぼくが恐々(こわごわ)訊くと「もうじきお帰りになるけれど」と...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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