...我輩は米人の平和に恋々たるを徳とし...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...彼は折々山の上から西坂本の空を眺めて恋々(れん/\)としたこともあり...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...其光景を思い浮べて恋々たるのである...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...眼は怖れと警戒とで油断がない)政吉 (恋々(れんれん)として話をしたがる)つかぬことを伺いますが...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...如何となれば世間往々旧時の教育法に恋々する者あるをもって...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...同じく失恋の痛手を一時たりとも癒すべく恋々していたこの夢幻の世界をものの見事に破壊してしまった...
正岡容 「わが寄席青春録」
...彼の様子に殆ど「恋々」という形容詞があてはまりそうな何ものかが在るのに驚いた...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...これが平井氏の戴師持念仏に恋々たる所以(ゆえん)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...わたしは生れ故郷の味わいにあんまり恋々(れんれん)としていない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...赤い実に恋々としている様子を見るにはといって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...依々(いい)たり恋々たる風情で袂を別(わか)つ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...なお恋々(れんれん)...
吉川英治 「上杉謙信」
...よもやなお恋々と...
吉川英治 「大岡越前」
...恋々たる未練がありそうですから...
吉川英治 「三国志」
...恋々(れんれん)たる離別は龍顔(りゅうがん)をかきくもらせてはいたが...
吉川英治 「私本太平記」
...名利(みょうり)に恋々(れんれん)たるのではないが...
吉川英治 「私本太平記」
...恋々(れんれん)とこだわって...
吉川英治 「新書太閤記」
...恋々と彷徨(さまよ)ってきたかと訊かれれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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