...それでも流石に泣聲を怺へて...
石川啄木 「散文詩」
...……僕は苦しくつて怺(たま)らなくなると何時でも田舎に逃出すんです...
石川啄木 「鳥影」
...』と可笑しさを怺(こら)へた樣な眼附をする...
石川啄木 「鳥影」
...智惠子は怺(こら)へかねて一人で行つた...
石川啄木 「鳥影」
...じっと怺(こら)えながら室の中央に進んだ...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...飲酒の欲望を辛(から)く怺(こら)えた...
太宰治 「乞食学生」
...私は噴き出したいのを怺(こら)えるのに骨が折れた...
太宰治 「斜陽」
...私は黙って怺(こら)えて...
太宰治 「善蔵を思う」
...もう怺(こら)えられなくなったと見えて...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...従って酔中の行動に就いては覚醒後全然記憶の無い場合が往々有ったのであります――益々好色的な気分に成って未だ当(あて)の定らない裡に最早や其の牛屋に坐って居る事に怺(こら)えられなく成り...
西尾正 「陳情書」
...無理に押し怺えて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...怺(こら)えようとすればするほど...
吉川英治 「黒田如水」
...じっと怺(こら)えていた張遼が...
吉川英治 「三国志」
...涙が怺(こら)えきれなかった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...怺(こら)えておれ...
吉川英治 「親鸞」
...ホ」とうとう怺(こら)えきれなくなったらしい...
吉川英治 「松のや露八」
...死なないで下さいっ」自分もともに滝の痛みを怺(こら)えているように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...佐渡も見物しよう」熱湯の柄杓(ひしゃく)を持ち怺(こら)えたまま...
吉川英治 「宮本武蔵」
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