...卑怯者とはつながりたくない...
...全然勝てる相手じゃないのに卑怯者みたいな手を使うなんて最低だね...
...隣の部署の先輩に卑怯者呼ばわりされた...
...彼は卑怯者だと言われるくらい、ちょっとしたことで人を裏切るような行動が多い...
...あんなにやさしかったのに、実は卑怯者だなんてショックだ...
...懶惰なる怯者のことに過ぎない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...夫れを躊躇する自分はおほそれた卑怯者と云ふべきである...
有島武郎 「潮霧」
...なお濡るるを恐れておった卑怯者も...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...故意に事実に眼を蔽う卑怯者(ひきょうもの)の振舞である...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...私は卑怯者!と自ら罵つた...
種田山頭火 「一草庵日記」
...怯者懼(おそ)れ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「不徳漢で……卑怯者で……...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...お前は卑怯者だ、裏切り者だ、馬鹿者だ...
豊島与志雄 「立札」
...うそつきめ、卑怯者...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...あんたは大の卑怯者だ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...卑怯者、よわ虫! 貴様は降参している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「そんなことは続かないぞ」と昂軒は同情するように云った、「町人や百姓どもなら、きさまの言葉に怯えあがるかもしれない、だが侍は違う、侍には侍の道徳がある、きさまの卑怯なやりかたに、加勢する者ばかりはいないぞ」「ためしてみよう」と六兵衛は逃げ腰になったままで答えた、「いざとなれば上意討の証書を出してみせるからね、それに、侍にだってそう武芸の達人ばかりはいないでしょう、たいていは私のように臆病な、殺傷沙汰の嫌いな者が多いと思う、私はそういう人たちを味方にするつもりなんだ」昂軒は顔を赤黒く怒張させ、拳をあげて、「卑怯者、臆病者、侍の風上にもおけないみれん者」などと罵(ののし)った...
山本周五郎 「ひとごろし」
...神妙にしないと射殺すぞ」「卑怯者(ひきょうもの)――」万三郎はどなり返した...
山本周五郎 「風流太平記」
...荒木一類のごとき卑怯者(ひきょうもの)ではありませぬ」「では...
吉川英治 「黒田如水」
...しかも自分を裏切り去った卑怯者...
吉川英治 「三国志」
...来い」「いやだ」「卑怯者め...
吉川英治 「親鸞」
...「卑怯者――ッ」と肋骨(ろっこつ)をはねつける...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...卑怯者と……」「いや...
吉川英治 「無宿人国記」
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