...卑怯者とはつながりたくない...
...全然勝てる相手じゃないのに卑怯者みたいな手を使うなんて最低だね...
...隣の部署の先輩に卑怯者呼ばわりされた...
...彼は卑怯者だと言われるくらい、ちょっとしたことで人を裏切るような行動が多い...
...あんなにやさしかったのに、実は卑怯者だなんてショックだ...
...猶濡るゝを恐れて居つた卑怯者も...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...卑怯者(ひきょうもの)だ...
海野十三 「火薬船」
...「卑怯者!」と夫人は何度も何度も繰り返す...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...卑怯者! と彼は自ら自分に浴せかけた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...卑怯者(ひきょうもの)が!」と彼は言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...君が如何に卑怯者で自信家で懶け者であり...
豊島与志雄 「囚われ人」
...高木は、刀を提げたまま、じっと、立っていたが、四ツ本が、人々の背後へ入って、陰険な眼で、睨んでいるのを見ると「出ろっ、四ツ本、卑怯者っ」と、叫んで、刀を振りかざすが早いか、飛びかかった...
直木三十五 「南国太平記」
...自己欺瞞(ぎまん)と酩酊(めいてい)とに過ごそうとするのか?呪(のろ)われた卑怯者(ひきょうもの)め! その間を汝(なんじ)の惨(みじ)めな理性を恃(たの)んで自惚(うぬぼ)れ返っているつもりか?傲慢(ごうまん)な身の程(ほど)知らずめ!噴嚏(くしゃみ)一つ...
中島敦 「悟浄出世」
...とうとう渋々「私は卑怯者だ」と言ってしまう...
中谷宇吉郎 「ピーター・パン」
...卑怯者ッ」床几を廻って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何んと言う卑怯者だい...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...神さまは卑怯者をお憎みなさるはずだ...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...あの卑怯者は傍観して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...この人殺しの卑怯者...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...極端なる弱蟲卑怯者佞人惡人の二派に分ける慣習があるので...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...「……ヒ……卑怯者ッ...
夢野久作 「斬られたさに」
...「資本家を倒すのは人類のためだ」と揚言しながら「実はおれ自身のためだ」というさもしい欲求――「労働運動は多数を恃(たの)む卑怯者の群れだ」と罵倒しながら「おれの儲け処が貴様達にわかるものか」という陋劣(ろうれつ)な本心――「多数党如何に横暴なりとも正義が許さぬぞ」という物欲しさ――「本大臣は充分責任を負うております」という不誠意――どれもこれもその云う口の下からの鼻の表現に依って値打ちは付けられて...
夢野久作 「鼻の表現」
...助けてくれ」「卑怯者っ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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