...公怫(ふつ)然として去れり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...怫然として書を彼に飛ばしたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...怫然(むっ)としたものと見える...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...将軍が蟷螂(かまきり)のやうに怫(むつ)とした顔をして...
薄田泣菫 「茶話」
...俄(にわか)に怫然(むき)になって立上(たちあが)った...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...「あらあら」これにはお絹も怫(むっ)としました...
中里介山 「大菩薩峠」
...判人(はんにん)が承知を致しますまい」お絹は怫然(むっ)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は怫然(ふつぜん)として孔子に喰って掛かる...
中島敦 「弟子」
...只(ただ)他(ひと)の吾を吾と思わぬ時に於て怫然(ふつぜん)として色を作(な)す...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...覗いて見る位のことは支配人の勤めぢやないか」藤三郎は怫然として突つかゝりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...覗いて見るくらいのことは支配人の勤めじゃないか」藤三郎は怫然(ふつぜん)として突っかかりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――とんでもない」又左衛門は怫然(ふつぜん)として顔を挙げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怫然(ふつぜん)として背(そびら)を見せました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...文三も怫然(むっ)とはしたが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「……」好い機会に出遇つた如く気附いた純造は殊更に感傷的な眼ばたきをして少年のやうに怫然として見せる...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...済みませんが彼家(あすこ)にも電話を引いて下さいナ」と哀願してみたら叔父は怫然(ふつぜん)として...
夢野久作 「鉄鎚」
...その執拗い事というものは……呆れた……」愚直な林氏は茲(ここ)に於て怫然(ふつぜん)色を作(な)した...
夢野久作 「近世快人伝」
...『庭先でも差つかえござるまい』『なぜ?』怫然(ふつぜん)と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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