...怪むべきでないかも知れぬ...
石川啄木 「漂泊」
...看護員は怪む如く...
泉鏡花 「海城発電」
...非常なる見解の相違ある素(もと)より怪む可きにあらず...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...怪むを要せざるなりと...
高木敏雄 「比較神話学」
...逃亡‥‥41 V 744.46 雷は只ヂュウスの力なるを思へば此行は怪むべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人がこれまで思ひつかなつたかを怪むものである...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...則ち侯と進退趨舍を倶にするは亦怪む可きなし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是れ頗る怪む可しと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...乃ち其の内閣と議会との関係を明かにするの文字なきは何ぞ怪むに足らむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...怪むなかれ是れ彼れに在ては実に尋常の事のみ彼れは理想を有し主義を尊重するの政治家に非ずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...反つて之れを怪むものを指笑して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...吾妻鏡の同一運命に遭遇せること素より怪むに足らざれども...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...隣りの豐前に寥々として居るのは伊豫からの交通の關係から怪むに足らぬのである...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...これ洵(まこと)に怪むべし...
牧野富太郎 「植物記」
...あれ程民間にてやかましくいふ政治の上猶然りとすれば今迄隱居したる歌社會に老人崇拜の田舍者多きも怪むに足らねども此老人崇拜の弊を改めねば歌は進歩不可致候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...しかも近時の俳人は眼中に文法などあらばこそ「すかな」は常に用ゐられて今は怪む者も無き迄普通になりぬ...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...何が面白くてあんな顔をしているかと怪むことだろう...
森鴎外 「あそび」
...茶番の彼人々の間に催されたのを怪むであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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