...それを理解することの出来ぬ人のあるといふのも別段怪しむに足りないことである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...天運は規則なきがごとくにして規則あり、定まりなきがごとくにして定まりありて、あたかも夏は暑く、冬は寒いと同じき道理でありますから、決して迷うにも、怪しむにも、嘆くにも、悲しむにも及びませぬ...
井上円了 「おばけの正体」
...嬢については怪しむべき節が...
海野十三 「爆薬の花籠」
...日本なきは決して怪しむに足らず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ヴヱルレーヌはしがき嗤(わら)ふなかれ怪しむなかれ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...誰も一行を怪しむものはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰も怪しむものもなく...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...ゆえに各人が秘密を有すればとて決して怪しむに足らぬ当然なことである...
新渡戸稲造 「自警録」
...誰も怪しむ者はありません...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...唯怪しむ可(べ)きはお勢と席を同(おなじゅう)した時の文三の感情で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...どこからやってきたのかと怪しむようなことはあるまいか? かつて一度も気絶したことのない人は...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...抱一の画の趣向なきに反して光琳の画には一々意匠惨憺(さんたん)たる者があるのは怪しむに足らない...
正岡子規 「病牀六尺」
...私はそんなものを怪しむ間もなく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...怪しむほうが当然でもあった...
吉川英治 「黒田如水」
...軍隊の性格で怪しむに足りません...
吉川英治 「三国志」
...はてなと怪しむまに...
吉川英治 「新書太閤記」
...怪しむべし、その姿は、またたくまに、名主(なぬし)晁蓋(ちょうがい)の住む東渓村(とうけいそん)の村道へ向って近づきつつあるではないか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鳥の巣のように丸めこんであったのはなぜだろう?と怪しむとひとしく...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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