...彼らがラグナロク(Ragnarok)と名づけるところの没落期となるであろうと信じていたのは怪しむに足りない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...决して怪しむに足らざるなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...伝四先生何を感じてこの劣作をなせるか怪しむべし...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...半ば信じ半ば怪しむやうな記事を載(の)せた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...怪しむには足りなかろう...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...罠と怪しむこともなく伺うと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...欧州政治の大舞台において咄々(とつとつ)驚くべき怪しむべきの奇舞を演ぜしめたるゆえんのものはこの旧分子の力なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ジャングル頭の多いのも怪しむに足らない...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...なんら怪しむべきものを発見しませんでしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...余は竊かに其公書類たるを怪しむ者なり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...数学上の改革の断行され得たのは怪しむに足らない...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...怪しむ余地は殆(ほとん)とないのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...べつに怪しむようすはなかったが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...不合理を怪しむ気が殆ど起らないばかりでなく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...怪しむような目を向けて...
吉川英治 「江戸三国志」
...さして怪しむ容子でもなく...
吉川英治 「私本太平記」
...それだけを怪しむことはないが...
吉川英治 「平の将門」
...誰が入浴(はい)ろうと怪しむ者はない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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