...少しもこれを怪しむ理由はない...
伊丹万作 「思い」
...この体たらくも別に怪しむに足りないことだったかも知れない...
海野十三 「深夜の市長」
...怪しむに当らないことだった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...毫も怪しむに足らざる可く...
高木敏雄 「比較神話学」
...よく斯(こ)んなそう/″\しい所で俳句が作れるものだと怪しむ人があるが...
高浜虚子 「丸の内」
...半ば信じ半ば怪しむやうな記事を載(の)せた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...怪しむ勿(なか)れ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...少しも怪しむに足りないだろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ジャングル頭の多いのも怪しむに足らない...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...ゆえに各人が秘密を有すればとて決して怪しむに足らぬ当然なことである...
新渡戸稲造 「自警録」
...忠太郎 一両出したとて怪しむな...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...一応彼を怪しむという事はよく了解出来る...
浜尾四郎 「正義」
...こうした行列を怪しむものは一人もないのだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...誰一人スパルミエント大佐を怪しむものは無いのですから...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...それに遺失(おと)し易い婦人の毛ピンが敷石の上に落ちていたからといって格別怪しむに足(た)らなかったが...
松本泰 「緑衣の女」
...何とも怪しむべきかぎりであった...
吉川英治 「私本太平記」
...何を密かに話しているかと怪しむといけない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...彼の身の上に関する最も不名誉な怪しむべき噂を耳にした人々でも...
渡辺温 「絵姿」
便利!手書き漢字入力検索