...実に怪しむべきことである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...毫も之を怪しむこと無かる可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...毫も怪しむに足らず...
高木敏雄 「比較神話学」
...りんごの落ちるを怪しむ人があったので万有引力の方則は宇宙の万物を一つの糸につないだというのは人のよく言う話である...
寺田寅彦 「知と疑い」
...人は怪しむだろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...仮名垣魯文(かながきろぶん)が「いろは新聞」の全紙面を花柳通信に費したのも怪しむに足りない...
永井荷風 「虫干」
...木場白井の二生が昭和の世に存在するのも亦怪しむには及ぶまい...
永井荷風 「来訪者」
...別に怪しむほどのことにも至らず...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は自分の舌を怪しむやうに眼を瞠つてゐたが...
原民喜 「雲雀病院」
...誰も怪しむものはなかった...
平林初之輔 「鉄の規律」
...人の怪しむ者なしというといえども...
福沢諭吉 「日本男子論」
...眼前の変幻深く怪しむに足らず...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...なぜこんなに泣くのだらうと自分で自分を怪しむ程泣けて泣けて仕方がありませんでした...
水野仙子 「響」
...怪しむに堪えたり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...礼拝堂の内部に怪しむべき点一か所もなく...
夢野久作 「少女地獄」
...これは決して怪しむべき現象ではありませぬ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...何の怪しむことがあろうぞ」こんな所へ...
吉川英治 「三国志」
...取次から彼の名を聞いたとき「はて?」と大いに怪しむ風だったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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