...何やら怪しげな陀羅尼(だらに)のようなものを...
芥川龍之介 「邪宗門」
...怪しげな小屋が一つ...
芥川龍之介 「偸盗」
...したがその頃怪しげな噂が伝はつたと申すは...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...怪しげな薄暗い階子段(はしごだん)を降りて...
有島武郎 「或る女」
...二十五怪しげな男は...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...苔(こけ)むした怪しげな古い石や...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...小さな、すばしこい、怪しげな、とぼけた、おかしな奴で、人に話したって本当にされそうもない...
豊島与志雄 「霧の中」
...怪しげなことがこの男に何かあったろうか...
豊島与志雄 「立枯れ」
...坊主」早くも番小屋から怪しげな剃刀(かみそり)だの鏡台だのが担ぎ出されます...
中里介山 「大菩薩峠」
...怪しげな妊娠の原理から説き起して...
中里介山 「大菩薩峠」
...怪しげな小さな存在物を見ないではなかったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...怪しげなる素振((そぶり))あるよし...
樋口一葉 「琴の音」
...怪しげな宗教がひろまるのはいつもこの手なんだが...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...それから怪しげな足取をして...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...雨漏りの痕(あと)が怪しげな形を茶褐色に画(えが)いている紙張の天井...
森鴎外 「食堂」
...怪しげなその女の髪かたちや特長を知ることですが...
吉川英治 「江戸三国志」
...怪しげな山伏だの...
吉川英治 「親鸞」
...怪しげな褐色(ちゃいろ)の跡をつけるためにである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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