例文・使い方一覧でみる「怨み」の意味
スポンサーリンク...名に三本木の駅路（うまやじ）と聴いては連理の樹（き）の今は片木（かたき）なるを怨みもした... 
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...その父君をお殺しになつたオホハツセの天皇を深くお怨み申し上げて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...何かあやしきものののろいか怨みでも...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...女の方に怨みがあるなら...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...それでほかの怨みは帳消しにして下さい」「そうはいきませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...嘗ては怨みがましいことをいつたことは無かつたのである...
長塚節 「芋掘り」
...外からは決して怨みを受ける筈のないことなどを確めただけで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伏見屋の怨みを酬（むく）いたという筋が立って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ひどい仕打をして怨みを買つた札旦那（ふだだんな）か何んかの仕業ぢやないか」それはありさうなことでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女出入りの怨みを妬刄（ねたば）を合せた暗討のひと太刀に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やかましく取立てた怨みで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」荻原は、私の言葉を聞いているかいないか、うなされるように、口の中でくどくどと、「人の怨み、そんなことはないだろうが、やっぱり何かな……」とつぶやいていたが、にわかに声を明瞭（はっきり）させて、「幻覚です...
水野葉舟 「北国の人」
...（遵生八牋七）紀州西牟婁郡諸村には大工が主人を怨み新築の家を呪して白蟻を招き害を加ふる術ある樣にきく...
南方熊楠 「人柱の話」
...怨みの持つて行きどころが無い...
三好十郎 「肌の匂い」
...その兄貴の怨みはきょうまでも消えず...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...怨みのこもった、憤怒に燃えた、そして呪咀（じゅそ）にみちみちた異様な光をもちながら――その底にはなお、あわれ、女であるための、どこか弱き者の涙がいッぱいに溢れかけている……...
吉川英治 「大岡越前」
...笊組の怨みは汝（うぬ）の胸にある筈...
吉川英治 「剣難女難」
...先生は何か怨みをうけているの？ ……」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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