...鏡という女性的な...
谷譲次 「踊る地平線」
...個別や質がこの場合個性的なものを意味しないからには...
戸坂潤 「科学方法論」
...人間の経験は感性的な直観から始まる...
戸坂潤 「技術の哲学」
...この際必要なのはそれに対する一種の感覚や直覚である(範疇的直観という言葉をかりて所謂感性的な感性から区別してもいい)...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...経験的・感性的なる諸自然科学の諸事実を先験的・理性的なる概念乃至イデーからの展開として説明した...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...理性的なものは事実的であり又...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...新時代人の野性的な交際や論議である...
豊島与志雄 「風俗時評」
...芸術くらゐ論理的な謂はゞ男性的な性格と環境とを必要とするものはないやうに思はれる...
中原中也 「詩と現代」
...同時に極めて個性的な特異なものである...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...東京が江戸を殺して中性的な東京語をつくったのよりもっと手早いテンポでもって...
服部之総 「望郷」
...超時間的で個性的な内面的必然性である...
三木清 「人生論ノート」
...彼は彼をめぐる感性的なる世界が永遠の昔から全く直接に輿へられた...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...淺間は男性的な姿を空に描いて居た...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...その日本の感性的な知性が西欧のルネッサンスおよびそれ以後の人間開花の美に驚異したのが「白樺」の基調であった...
宮本百合子 「現代の主題」
...性的なことを好いていて...
三好十郎 「肌の匂い」
...少しも性的な色氣をみせない彼女はやはり味氣のないマリア型であつた...
室生犀星 「はるあはれ」
...これに比べ女性的な繊細な婉麗(えんれい)な美を示しているのは円覚寺の放生池に架せられた石矼(せっこう)の浮彫です...
柳宗悦 「民藝四十年」
...コンドルは先ず小生と妻とを引き離すべく小生を誘って、J・I・C結社の団員に引き入れましたが、永らく日本を離れておりまして、一種の亜米利加式、無国民性者(コスモポリタン)化しておりし上に、無学で、無智でありました小生は、コンドルの云う通りにこの秘密結社の仕事を、最も男性的な、堂々たるものと信じておりました...
夢野久作 「暗黒公使」
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