...もちろん葉子とて性格的にはどうしても愛子といれ合わなかったが...
有島武郎 「或る女」
...性格的に印象を打って長くあたまにこびりついている多くの「顔」を私は持つ――そのうちでも白耳義(ベルギー)の首府(メトロポリス)ブラッセルは...
谷譲次 「踊る地平線」
...性格的に間接的にしか行動し得ない私は...
種田山頭火 「其中日記」
...性格的に――時代の・階級の・又個人の性格に応じて――変り得る性質を持っている...
戸坂潤 「科学方法論」
...茲では存在が唯物的・質料的存在によって性格的に代表されると考えられる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...従って又之が価値一般の特色を最も性格的に代表するから...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...他の性格的にどんな美点善処があろうとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...性格的に立派な女があるものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...性格的にもひどくませております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐らく斯んなのは、性格的にも、病的な歪みや缺陷を持つて居ることでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...映画の恋愛に現われる女がはたしてどの程度まで性格的に自主的に感情表現をし...
宮本百合子 「映画の恋愛」
...性格的にそういう作家ではなかった...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...性格的にも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...性格的にもそんな所に永くなじめないものが僕にあるらしくて...
三好十郎 「肌の匂い」
...性格的にまったく短所も欠点もないというような人ではない...
吉川英治 「剣の四君子」
...十兵衛光秀は、性格的に、誰へも丁寧で慇懃だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...主君の信長と光秀とは、性格的にも、近いものがあるやに思われるが、自分と彼とは、いつまでも、親しくなれない人間のような気がした...
吉川英治 「新書太閤記」
...性格的にも、義昭と信長とは合わなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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