...静子は吉野に会釈して怡々(いそいそ)下女の後から出て行く...
石川啄木 「鳥影」
...靜子は吉野に會釋して怡々(いそ/\)下女の後から出て行く...
石川啄木 「鳥影」
...非常に危怡(きたい)に瀕(ひん)しているのが...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...「怡(たの)しくない?」と彼女は言うのであったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...十分彼を怡(たの)しませるに違いないという...
徳田秋声 「仮装人物」
...気のおけない怡(たの)しいサルンとなることも考えられないことではなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...伊都を筑前の怡土とし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...懶(ものう)く怡(たの)しく何の悔も無く...
中島敦 「環礁」
...穏やかな老人の言葉と怡々(いい)たるその容に接している中に...
中島敦 「弟子」
...何か心怡(たの)しまず...
中島敦 「光と風と夢」
...仕事の魅力とか仕事への情熱とかいう怡(たの)しい態(てい)のものではない...
中島敦 「李陵」
...どう考えても怡(たの)しいわけはなかった...
中島敦 「李陵」
...個にして全てなる無意識に持続する欣怡の情が彼にはあり得ぬ...
中原中也 「河上に呈する詩論」
...そこはかとなき欣怡の情である...
中原中也 「感情喪失時代」
...欣怡の情を有することは確かである...
中原中也 「感情喪失時代」
...懺悔もし竟(おわ)ればすなわち怡悦(いえつ)す〉...
南方熊楠 「十二支考」
...筑前糸島郡怡土(いと)村大字川原(かわばる)には...
柳田國男 「地名の研究」
...眼を怡(よろこ)ばしめなかった人はなかったろう...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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