...注意を少しでも怠ると...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...なお処分を怠るようなら...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...今日も明日も怠ることなくたえず語れ...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...一刻もこれを怠ることはできぬ...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...斯くもわれらに憤(いきど)ほる?祈祷或は犧牲をば怠る故に咎むるや? 65或は山羊(やぎ)と小羊の薫(くん)ずる匂(にほひ)納受してこの惡癘を退くや? 答を彼に求めん』と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ヂュウスのめづる傳令使、今城中を觸れれ、神の造れる塔上にわが世の花の*少年と、鬢毛白き老人と併せて共に寄るべしと、又纖弱の女性らはおの/\家に炎々の 520火を燃しつゝ、警戒の備、怠ること勿れ、隙に乘ずる敵軍の不意の襲の無きがため...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...8 彼らは神に犧牲を捧ぐることを怠る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...夜(よる)の警備を心して各々怠ること勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...之を怠る時折角の普遍妥当性も内容を顧ないという意味に於て形式的概念に過ぎなくなって了う...
戸坂潤 「科学方法論」
...宗教上の義務を怠ることは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...読書思索のみに耽りて世の中人間実地の観察を怠るものはやがて古典に捉はれ感情の鋭敏をかくに至るべく...
永井荷風 「小説作法」
...これを知りながらその調査を怠るは無謀である...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...病気と称して参覲を怠る殿様...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...徳性を修養するの心掛を怠る可らず...
慶応義塾 「修身要領」
...決して私はなすべきを怠る者ではございません...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...我々はめいめい自分の家にいながら用心を怠ることができないからだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「監視を怠るな」と厳命しておいた...
吉川英治 「三国志」
...彼らはその労働を怠ることなくしてはこの老人の饒舌(じょうぜつ)に耳を傾けることができない...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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