...「私としては自分の義務を非常に怠ることになるんだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...漱石氏などはその頃から決して人の手紙に返事を怠るような人ではなかった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...ヂュウスのめづる傳令使、今城中を觸れれ、神の造れる塔上にわが世の花の*少年と、鬢毛白き老人と併せて共に寄るべしと、又纖弱の女性らはおの/\家に炎々の 520火を燃しつゝ、警戒の備、怠ること勿れ、隙に乘ずる敵軍の不意の襲の無きがため...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...病気と称して参覲を怠る殿様...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...決して怠るべからざるものならん...
福沢諭吉 「学問の独立」
...自身に学問の心掛けはもとより怠るべからざるも...
福沢諭吉 「学問の独立」
...朝夕の注意は決して怠る可らず...
福沢諭吉 「新女大学」
...勤るも怠るも都て勝手次第にして...
福澤諭吉 「人生の樂事」
......
三好達治 「測量船拾遺」
...こうなってもまだ迷うのは子を思う道の闇(やみ)だけで宮が重態だと聞くと仏のお勤めも怠るばかりで恥ずかしくてなりませんが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これを怠るとその流儀の衰亡を招くわけになる...
夢野久作 「能とは何か」
...ゆめ怠るな」そういって...
吉川英治 「三国志」
...趙雲(ちょううん)、魏延(ぎえん)、王平、馬忠などへ何事かささやいて秘を授け、また馬岱(ばたい)と張翼もこれへ呼んで、「怠るな、各」と云い残して去った...
吉川英治 「三国志」
...便りを怠るな」「仰せまでもございませぬ」秀吉は...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼として怠ることはできなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...――よろしいか怠るな...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...飼蚕(かいこ)も怠るまいぞ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ぼくも怠ることを覚え...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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