...いつか彼等の会合へ顔を出すのを怠るやうになつた...
芥川龍之介 「或社会主義者」
...参考するを怠る可からざるなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...少くともその出身地である『ホトトギス』に時々稿を寄せる位の事は差支ない事としていたらしかったが――これは私が渋川玄耳(しぶかわげんじ)君から聞いた事であった――漱石氏は他の雑誌に書くとそれだけ新聞に書くべき物を怠るようになるという理由から新聞以外には一切筆を取らないと定めたようであった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...斯くもわれらに憤(いきど)ほる?祈祷或は犧牲をば怠る故に咎むるや? 65或は山羊(やぎ)と小羊の薫(くん)ずる匂(にほひ)納受してこの惡癘を退くや? 答を彼に求めん』と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...夜(よる)の警備を心して各々怠ること勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...之を怠る時折角の普遍妥当性も内容を顧ないという意味に於て形式的概念に過ぎなくなって了う...
戸坂潤 「科学方法論」
...学問の手続きは文献の跋渉を怠ることを許さない...
戸坂潤 「科学方法論」
...病氣と稱して參覲を怠る殿樣...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一切を包括する現在に浸つたまま遡つて生の根源を究めるを怠る文化主義にとつては...
波多野精一 「時と永遠」
...決して怠るべからざるものならん...
福沢諭吉 「学問の独立」
...朝夕の注意は決して怠る可らず...
福沢諭吉 「新女大学」
...勤るも怠るも都て勝手次第にして...
福澤諭吉 「人生の樂事」
......
三好達治 「測量船拾遺」
...こうなってもまだ迷うのは子を思う道の闇(やみ)だけで宮が重態だと聞くと仏のお勤めも怠るばかりで恥ずかしくてなりませんが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私は君に期待するから詩作を怠るな...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...そういうものにはつい警戒の眼を怠る...
吉川英治 「三国志」
...怠るのではなかった...
吉川英治 「親鸞」
...我(が)を出すな――我を出すときには必ず元の四郎が出るぞ――御仏をもってそれを抑えろ――それには何事にふれても念仏を怠るな...
吉川英治 「親鸞」
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