...従つて文章を錬鍛するは勿論小説家は怠るべからず...
芥川龍之介 「小説作法十則」
...そのつもりで待遇を怠るなと命令された...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もしそれを怠るような者があれば...
海野十三 「奇賊は支払う」
...参考するを怠る可からざるなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...学業を怠る競争をして...
辰野隆 「旧友の死」
...三月廿八日曇后晴、病痾やゝ怠る、宿は同前、滞在...
種田山頭火 「行乞記」
...学問の手続きは文献の跋渉を怠ることを許さない...
戸坂潤 「科学方法論」
...苟(いやしく)も責任を怠るものは...
慶応義塾 「修身要領」
...勤るも怠るも都て勝手次第にして...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...又は不徳義にして怠る者もあらんなれども...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...そしてもしこの注意を怠ると...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...怠ることにもなり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それすらも頼めば却って怠るかの如き様子が見えた...
柳田國男 「どら猫観察記」
...彼としては私情のために公務を怠るようなことはできないだろう...
山本周五郎 「思い違い物語」
...決して怠るな、各」二ゆうべ、姫路まで急いで来たが、今朝の官兵衛は、寛々(かんかん)たるものだ...
吉川英治 「黒田如水」
...軍命を怠ることあらば...
吉川英治 「三国志」
...守備に怠るの風も相見えまする...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぼくも怠ることを覚え...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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