...深い警戒を怠らないように見えた...
海野十三 「雷」
...注意を怠らないでゐた...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...良きにつけ悪しきにつけ参考とすることを怠らないのであるが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...且(かつ)その姿を写真に撮ることを怠らないのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...飲み食ひしないでも句を作ることは怠らない...
種田山頭火 「其中日記」
...飲み食いしないでも句を作ることは怠らない...
種田山頭火 「述懐」
...しかしそういういろいろな生物学的方面における形態的類型にも注意を怠らないようにしたいものだと思う...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...等々として指摘するのを怠らないのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...近世の数学者が指摘するのを怠らない通り...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...警護を怠らないということもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...御所御礼を怠らない勤王ぶりが...
中里介山 「大菩薩峠」
...優しいこの継母(ままはは)はよく世話をして周囲にも気を配ることを怠らないのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...尿量にこだわってこれを計ることを怠らない...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...女は男の寐息(ねいき)を聞く事を怠らない...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...怠らない讀書と良識の涵養とか...
吉川英治 「折々の記」
...常時の注目を怠らない...
吉川英治 「私本太平記」
...いわんや、事あるごとに、節義を厚うし、信義を怠らない、景勝の人間にたいしては、なおさらである...
吉川英治 「新書太閤記」
...また自分から窺(うかが)うことを怠らない...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索