...父は自分が一種の怠け者で...
有島武郎 「星座」
...しかしどっちかというと、彼は怠け者で、いつも博士からこっぴどく叱られていたということです...
海野十三 「人造人間事件」
...」「それは怠け者の言ひのがれよ...
太宰治 「お伽草紙」
...怠け者の忙しさである...
種田山頭火 「松山日記」
...其頃はちょうど維新の真最中でもあり、十人の同胞中の一番末の子であつて、比較的甘く育てられて、怠け者でもあり、処は田舎でもあり、かた/″\で、十一歳の年に名古屋へ移住したまでは、殆ど何等の規則立つた教育といふものは受けたことが無かつた...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...絵かきは酒飲みで怠け者で貧乏するから...
永井隆 「この子を残して」
...眠ってしまうのじゃないでしょうか?」「そんな人もないじゃないが――そんな愚かな怠け者は問題にしないがいい...
永井隆 「この子を残して」
...彼方(むこう)でも僕等の様な怠け者の連中は駄目な奴等だと軽蔑(けいべつ)して居たろうと思うが...
「落第」
...その後は文学少年らしい怠け者になってしまったにもかかわらず...
野村胡堂 「胡堂百話」
...怠け者は資格がない...
火野葦平 「花と龍」
...怠(なま)け者! 怠け者!」一寸言葉を切つてまた彼は云ひ足した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼は大変な怠け者で何をするのも厭がつた...
牧野信一 「吾家の随筆」
...呑んだくれの怠け者で...
山本周五郎 「季節のない街」
...もっとずっとひどい怠け者であった...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...おとなしければ柔弱で怠け者...
吉川英治 「新書太閤記」
...実に前代未聞の怠け者とは汝らのことである...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんな怠け者の職人と...
吉川英治 「親鸞」
...怠け者で飲んだくれな紋日の虎は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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