...遠い原因を思索するのは怠け者であると教えた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...「――曇つてゐるな、雪空だ、これでは日光消毒にならんかね」と、独り言を云つて、「――どら、出かけようぢやないか、……おい、天下の怠け者、起き給へ」彼は私の蒲団を剥ぎとつた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...彼はいかにも怠け者が重大事件にぶつかったとでもいうような格恰(かっこう)で巻煙草をふかしていた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...怠(なま)け者! 怠け者!」一寸言葉を切つてまた彼は云ひ足した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...怠け者だのをお前はよくお小姓のやうに立たせてゐる...
堀辰雄 「詩集「窓」」
...怠け者には病気の元になるような出来事を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...哲學だけが怠け者に媚びねばならぬ理由はなからう...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...誰が怠け者だらう...
三好達治 「霾」
...(a)本当に怠け者には勉強が・酒飲みにとっては禁酒が・責苦となるのと同様に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「誰それは怠け者だ・淫乱だ・信心が足りない」などと言って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...怠け者であるかのような伝説の主人公となっているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...台所の隅には怠け者の...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...富三郎は怠け者で...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...杢助は怠け者のまま育っていった...
山本周五郎 「似而非物語」
...どんな怠け者にも勤まる御用だに...
山本周五郎 「似而非物語」
...俗眼で見ると徹底的な怠け者で...
山本周五郎 「百足ちがい」
...怠け者の彼としては...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...ここには百姓出の怠け者もいるし...
吉川英治 「宮本武蔵」
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