...健が月末の出席歩合(ぶあひ)の調べを怠けるのさへ...
石川啄木 「足跡」
...怠ける時は幾何(いくら)主婦に怒鳴られても平気で怠ける...
石川啄木 「菊池君」
...怠(なまけ)る時は幾何(いくら)主婦(おかみ)に怒鳴られても平氣で怠ける...
石川啄木 「菊池君」
...野村も上島も怠ける譯にいかなくなつた...
石川啄木 「病院の窓」
...怠けると何にも出来ませんぞ...
内田魯庵 「人相見」
...こちらへ帰つてからは怠ける癖がついて一寸も実のあるものを画かないんですもの...
鈴木三重吉 「桑の実」
...主人の目先きを偸んでは怠ける...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...庄造もそれをアテにして怠けるであらうし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...召使共が少々怠けるので(といっても一般のサモア人と比べれば決して怠惰とは云えまい...
中島敦 「光と風と夢」
...夕方一度便所に水を通すことを怠けると...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...要求条件を出しただけでは、まだなんでもないんだからね、それで容(い)れられない時に、休業するか、怠けるか、下船しちまうか、等の方法があるわけだね...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...怠けることを誇るといふありふれた悪童の典型的な頃だつた...
牧野信一 「貧しき日録」
...一日二円で仕事をひどく怠けるというのだから恐縮千万です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すこしも怠けることなく衣裳をとりかえさせたのであった...
室生犀星 「玉章」
...怠けたければ怠けるがよい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...怠けることをたのしんでいるだけのようであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...怠けると承知しねえぞ」栄二は振り向いて才次を見あげ...
山本周五郎 「さぶ」
...うっかり怠けると煙管(きせる)の雁首でぽかり...
山本笑月 「明治世相百話」
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