...怠けると何にも出来ませんぞ...
内田魯庵 「人相見」
...こちらへ帰つてからは怠ける癖がついて一寸も実のあるものを画かないんですもの...
鈴木三重吉 「桑の実」
...埃は正直なもので、掃除を怠けると、直ぐ溜るものだなと弟子は思つた...
薄田泣菫 「茶話」
...怠けるどころの話か...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それゆゑに生徒が怠けるとは思はれない...
太宰治 「校長三代」
...洋裁学院の方も怠ける日が多いらしかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...□「遊ぶ」は「怠ける」ではない...
種田山頭火 「其中日記」
...体が怠けるばかりだ...
徳田秋声 「足迹」
...此の男一人は怠ける暇が無い...
中島敦 「南島譚」
...「耕ちやんは怠けるのなんのと言つてもまだ家嗣(トリ)ではないのだからなんだが...
中原中也 「耕二のこと」
...夕方一度便所に水を通すことを怠けると...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...要求条件を出しただけでは、まだなんでもないんだからね、それで容(い)れられない時に、休業するか、怠けるか、下船しちまうか、等の方法があるわけだね...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...怠けたければ怠けるがよい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...死ぬことは免れなくとも怠けるということはない場所にしよう...
柳宗悦 「工藝の道」
...怠けることをたのしんでいるだけのようであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...怠けると承知しねえぞ」栄二は振り向いて才次を見あげ...
山本周五郎 「さぶ」
...彼らにはまた特有な彼らの怠ける戦法は幾らでもある...
吉川英治 「新書太閤記」
...怠けることを誇つたり...
淀野隆三 「思ひ出づるまゝに」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??