...怠けていてもどうこういわれぬ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...野村も上島も怠ける訳にいかなくなつた...
石川啄木 「病院の窓」
...「どうもかう怠けてゐてはしかたが無いから...
泉鏡花 「遺稿」
...今更あんな怠け者の...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...怠け者の忙しさである...
種田山頭火 「松山日記」
...怠け癖がついたんだわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...もう怠け癖がついてますから...
永井荷風 「ひかげの花」
...生来の不具の上に怠け者である...
中村地平 「霧の蕃社」
...家業を底拔けに怠けた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...怠けものの楽園などと...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...自分にかまけることを夢を見ているとか怠けているとかいい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...亭主のしっつぁんは呑んだくれの怠け者で...
山本周五郎 「青べか物語」
...どうしたものか父は仕事を怠け初めて貸本ばかり読むようになった...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...その目企(もくろ)みの下に巧妙な怠け方をしているといっても過言でなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...決して怠けられない...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...(三四・五・一五)その十三今月の「筆間茶話」は怠けていたが...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...――今朝、駄賃をせしめた仲間(なかま)の手輩(てあい)は、元よりそんな者を探すつもりは毛頭ないので、皆、仕事を怠けて、博奕(ばくち)に耽っているが、自分だけは、ご事情を聞いてお気の毒だと思い、一人で塩尻から洗場(せば)まで行って、立場立場の仲間に、尋ねあるいてみると、お女中衆の消息はさっぱり知れないが、奈良井の大蔵さんなら、ついきょうの午(ひる)頃、諏訪(すわ)を通って、和田の山越えにかかって行ったということを、中食(ちゅうじき)をした旅籠屋(はたごや)の女中から聞きました――というのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その姿が怠け者と見え...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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