...怠けていてもどうこういわれぬ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...しかしどっちかというと、彼は怠け者で、いつも博士からこっぴどく叱られていたということです...
海野十三 「人造人間事件」
...其時世人は私が彫刻や詩作に怠けていると評した...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...そうして怠けた俳優たちがうそ/\集つてくるまで...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...」「しかし怠けてゐる時が多いんで...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...ただの怠け猫のように眼を細めたりした...
戸田豊子 「歩む」
...こんなところで怠けて遊んでいるなんて」と...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...途中でちょっと勉強を怠けたため次官にしかなれなかった男は...
永井隆 「この子を残して」
...貴方も余っ程怠けものね」「怠けものは可(よ)くない...
夏目漱石 「それから」
...しかし彼は怠けていたのではない...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...怠けものはさきになって困るぞ...
原民喜 「青空の梯子」
...怠けることを誇るといふありふれた悪童の典型的な頃だつた...
牧野信一 「貧しき日録」
...怠けてゐるからつて...
宮原晃一郎 「虹猫の話」
...民さんは怠けて朝は遅(おそ)く...
室生犀星 「生涯の垣根」
...相変らず怠け者のうえに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...親も女房もないせいか、あいつの伯母思いは、誰でも知っておりますんで」「まあいい、怠け者には、藩としても、それだけの労しか認めないまでのことだ」慎吾は、七之助のいい評判をここで引き出そうとは思わない...
吉川英治 「銀河まつり」
...何しろ、筑阿弥は、呑ンベで、博奕(ばくち)ずきで、怠け者で、継子(ままこ)だろうが実子だろうが、子どもへの愛情なんてものは、家で見せたことがない...
吉川英治 「新書太閤記」
...怠け者の地廻(じまわ)りとかなんとかいって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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