...力の拔けたときに怠けることゝ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...これ程すべてに淡泊すぎる程忘れることのはげしい怠けもの(?)の頭に深くきざみつけられてゐるのです...
伊藤野枝 「嘘言と云ふことに就いての追想」
...怠け者のためのラウンジ...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...其時世人は私が彫刻や詩作に怠けていると評した...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...決して怠けてなど居りません...
太宰治 「自信の無さ」
...悉く書を信ぜば書なきに如かずといふ怠け者の格言を...
辰野隆 「書狼書豚」
...何処も長つづきがしないで怠けているうちに父親が亡くなって...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...」一体に日本人は何といふ口達者な怠けものゝ多いことよと思はずにはゐられなかつた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...眠ってしまうのじゃないでしょうか?」「そんな人もないじゃないが――そんな愚かな怠け者は問題にしないがいい...
永井隆 「この子を残して」
...要求条件を出しただけでは、まだなんでもないんだからね、それで容(い)れられない時に、休業するか、怠けるか、下船しちまうか、等の方法があるわけだね...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...机の前で勉強を怠けてすわっていた魂...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...怠け者のふたりのことだから...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...シヽリイ生れの怠け者...
牧野信一 「山彦の街」
...三田は怠け癖がついてしまつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...怠けた思案に耽(ふけ)るのであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...そのため富三郎は怠け癖が身についてしまったのだろう...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...参右衛門の怠けぶりもまたそうだ...
横光利一 「夜の靴」
...怠け者で飲んだくれな紋日の虎は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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