...四その癖と申しますのは、吝嗇で、慳貪で、恥知らずで、怠けもので、強慾で――いやその中でも取分け甚しいのは、横柄で高慢で、何時も本朝第一の繪師と申す事を、鼻の先へぶら下げてゐる事でございませう...
芥川龍之介 「地獄變」
...はめをはずした怠け方をする者はなかったが...
岩本素白 「こがらし」
...尤も今度は怠けるとイケマセンゾといふやうな月並な説諭は云はれないで...
内田魯庵 「人相見」
...怠けものは、陸の動物にたとえれば、まず、歳(とし)とった病犬であろう...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...あぶないお天気だけれど出かける、途中まで例の尺八老と同行、彼はグレさんのモデルみたいな人だ、お人好しで、怠け者で、酒好きで、貧乏で、ちよい/\宿に迷惑もかけるらしい...
種田山頭火 「行乞記」
...徳次は怠け者といふことになつてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...酔いどれや怠け者や...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...ドイツ学生の中にはずいぶん不真面目らしい茶目や怠け者も居て一体に何となく浮世臭い匂がこの教室全体に漂っているのを感じた...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...此の男一人は怠ける暇が無い...
中島敦 「南島譚」
...「耕二は怠けたつて好いんだ...
中原中也 「耕二のこと」
...どうしても怠けものとして軽蔑(けいべつ)しない訳に行かなかった...
夏目漱石 「明暗」
...家に居る時も、外に居る時も、讀書してる時も、寢そべつてる時も、仕事してる時も、怠けてゐる時も、起きてる時も、床にゐる時も、夜も晝も休みなく、絶えず何事かを考へ、不斷に感じ、思ひ、惱み、心を使ひ續けてゐるのである...
萩原朔太郎 「宿命」
...また怠けるなどと云ふ怖ろしい誤解を受けることもいやなので...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...やはり悠然と怠けてゐることがからだによいらしかつた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...「怠け動物共、目にもの見せてやるから」とハルは叫んで、鞭を振つて出発させようとした...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...参右衛門の怠けていられるのもこのためだ...
横光利一 「夜の靴」
...ちっとでも、怠けていたり、悪戯(いたずら)でもしていようものなら、筑阿弥の大きな手は、すぐ日吉の顔を撲(はた)いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんな怠け者の職人と...
吉川英治 「親鸞」
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