...彼は思量する間もなく返答した...
...彼女は思量の末に決断を下した...
...思量に余る問題に直面している...
...思量を重ねた末に、この案は採用された...
...思量が足りなかったため、失敗した...
...思量の中心を離れない...
芥川龍之介 「芋粥」
...強(し)いて思量を...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...先生の思量(しりやう)は...
芥川龍之介 「手巾」
...当時の私の思量に...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...思量の端緒を失つてしまつた...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...実はわたくしは思量する事の出来る人間と生れてから...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...転換法を行ふに如かずと思量してか...
石井研堂 「元日の釣」
...とく思量(しあん)して返答せよ」ト...
巌谷小波 「こがね丸」
...天地妙々の奇工(きこう)思量(はかりしる)べからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...思量分別の許す限り...
夏目漱石 「明暗」
...ごくあたりまえの冷たい思量なのです...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...わたくしは此の如くに思量して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...思量の体操として本だけ読んでいる...
森鴎外 「かのように」
...婢の思量感懐は悉(ことごと)くおいらんを中心として発動している...
森鴎外 「細木香以」
...芸術は上辺(うわべ)の思量から底に潜む衝動に這入って行く...
森鴎外 「沈黙の塔」
...あますところの問題はわたくしが思量の小児にいかなる玩具(おもちゃ)を授けているかというにある...
森鴎外 「なかじきり」
...恐怖にひき歪(ゆが)んだおかやの顔を見たとき彼はおのれの思量の浅はかさを知ったのである...
山本周五郎 「日本婦道記」
...法門の一句をも思量し...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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