...われわれは思索することに生涯をついやそう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...思索する、散歩する、句作する、読書する、――山頭火はかうして生活する...
種田山頭火 「其中日記」
...何かがある! 何かがね! あの人はイメージでもって思索する...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...みずから研究しみずから思索するのではなくして...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...深く社會問題や宗教問題を靜觀思索するの時を與へられたので此の期間に得た精神的な收獲は...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...たとえ吾々が範疇という概念を用いて思索するにしても――何となれば概念を用いずして思索することは出来ないから――範疇そのものは概念であるのではない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...吾々は学的に――常識的にではなく――思索する時内界に対する外界...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...そういう「思想」を作家は常に思索する...
豊島与志雄 「作家的思想」
...万人のために書き万人のために思索する者がいなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...肝要なのは「勇敢に思索する」ということだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この息吹は、思索する頭、夢想する脳、苦しむ魂、燃え立つ熱情、喚(わめ)き立てる悲惨、などに出会って、それらを運び去る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...タキツスは腕を縮めて思索する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...アウグスティヌスの「時」の論はこの題目について思索する何人も研究の出發點となし又終始指導者となさねばならぬ劃期的業績である(二)...
波多野精一 「時と永遠」
...だから、私たちは永久に隔てられたまゝ進行せねばならないのだ――しかも、私が呼吸し、思索する間は、私は、あの方を戀しなければならないのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...思索する者は感傷の誘惑に負けてはならぬ...
三木清 「人生論ノート」
...「思索する人」そのものを見たのである...
三木清 「西田先生のことども」
...その間にも読書し思索することを怠らなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...思索する迄もない氣がするのであるが...
吉川英治 「折々の記」
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