...お前が思慮深くも逃げ出すのを止めたのは何だったんだろうね...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...アンテーノール思慮深く其時衆に宣んし曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...思慮深くこう兄をなだめて居ります...
野村胡堂 「天才兄妹」
...兄という人は思慮深くいうのだった...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...思慮深くなっていた...
火野葦平 「花と龍」
...音を立てないやうに思慮深く...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...中味を信じるか」エベリ編集長が思慮深く言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ムーアが思慮深く...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...艶子が日増に思慮深くなり...
牧野信一 「駒鳥の胸」
...自分が以何にも思慮深く...
牧野信一 「蝉」
...その一般的な個性に於て思慮深く主張し...
三木清 「歴史哲學」
...行為の動機は思慮深く...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もっと思慮深くあったら...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...貴方はいつも重厚で思慮深くかりそめにも事の軽重(けいちょう)をみあやまるような方ではなかった」それがいまは変った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...然れども、犯人は相当の学識あり、麻酔剤の使用に慣れ、思慮深く、且つ腕力逞(たく)ましからざる者なる事、及び犯行が呉一郎に及ぶ事を好まざりし者なる事を推測し得(う)べし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...張は、新手の勢を見て大いに喜び、諸将を集めて軍議を開き、「黄忠、年老いたりといえども、思慮深く、勇気もあり、その上厳顔も必死に協力しているので、軽々しくは戦えません」といえば、韓浩が口を開き、「われ長沙にある折、よく黄忠が人となりに接していた...
吉川英治 「三国志」
...私が引用した最後の章句について極めて思慮深く次の如く述べている...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...才智があり思慮深く...
和辻哲郎 「鎖国」
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