...少納言はどう思召したのか...
芥川龍之介 「邪宗門」
...思召しがあるのであろう...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...武雄様は御自分のお子さんだと思召していらっしゃいました』『そう伺うと文夫さんの事もよく分りますが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...神のお力をお借りするよりほかはないと思召して...
中里介山 「大菩薩峠」
...何にか斯(か)う――變だな――と思召したことはございませんでせうか」「忘れたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...枯木も山の賑い位のところに思召し下さったら丁度よかろうと思います...
牧野富太郎 「植物記」
...長じてますます王者らしい風貌(ふうぼう)の備わっていくのを御覧になっては心苦しさに堪えないように思召したのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...せめて母宮だけを最高の地位に置いておけばと院は思召したのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その姫君に源氏はどんな態度を取ろうとするのであろうと心苦しく思召した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...と思召して宮は御本意を遂げようともあそばさないのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あなたからまず内々思召しを伺っておいてください」と薫は頼んだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...八の宮はうれしく思召し御満足をあそばされた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その前に自分の意向をかれにほのめかしておきたいとこんなことを帝は時々思召した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今日は絶対にお姿をだれにもお見せになりたくない思召しなんですよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ふとすると思召ししだいの気まぐれをあそばします...
山本周五郎 「新潮記」
...思召しをお受けいたします...
山本周五郎 「新潮記」
...「よい策だにあれば」という思召しであるから...
吉川英治 「三国志」
...御ふびんと思召し...
吉川英治 「宮本武蔵」
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