...全く娘の身の上を哀れに思召したからで...
芥川龍之介 「地獄變」
...武雄様は御自分のお子さんだと思召していらっしゃいました』『そう伺うと文夫さんの事もよく分りますが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...大奥様もお家の耻と思召しましたからこそ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...これは二十一年頃、先帝の思召しで、三条公と岩倉公との事蹟を調べて置くようにとの仰せがあったので、それと共に維新の際いわゆる勤王党であった旧藩主が、右の両家と共に事蹟を調べる事になって、その結果二百六十の旧藩主華族諸家もこの調べをする事に御沙汰があった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...全くやりきれません――それはお代官の御前の有難い思召しを承るには承りましたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...思召しは忝(かたじけ)ないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「永井家――東照宮様格別の思召しで八千五百石を下し置かれた永井家が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この家の内儀の妹のお雪に思召しがあつて可哀想に二三年獨りで氣を揉んでゐるのだと聽いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...永年御懇旨の思召しもあり...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その中でも忘れがたみの皇子はそばへ置いておきたく思召したが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼らの可憐(かれん)な姿が他の使いにまさると宮は思召したのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いっしょに死のうと思召して母君からお離れにならないのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...珍しい景をかたわらにした家であると風流心(みやびごころ)におもしろく宮は思召した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こうしたこともあらせまい思召しかと思いまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...前からおいでになりたいという思召しを洩(も)らしてお置きくださいましたら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮様のお志に感激しておいでになりました姫君の思召しはまた別でしたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...思召しをお受けいたします...
山本周五郎 「新潮記」
...若殿の思召しに酬(むく)わずにはおりませぬ」「それはうれしいが...
吉川英治 「江戸三国志」
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