...いかに御姫様を懐(なつか)しく思召しても...
芥川龍之介 「邪宗門」
...面当(つらあて)に形を顕(あら)わしたように思召しましたろうし...
泉鏡花 「怨霊借用」
...どんなに神様の有難い思召しを蒙っていることを酌量してみましても...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...もっとも思召しにかなう者の御主人にてあらせ給えかし...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...どうぞ悪(あし)からず思召してねえ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...哀れな盲(めくら)を助けると思召してお聞き下さいまし...
中里介山 「大菩薩峠」
...安心してごろっちゃらしていたい……」「それも思召しどおりにいたしましょう……それで...
久生十蘭 「あなたも私も」
...一人の夫人となって幼稚な姫宮が行っておられることを心苦しく思召した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...差し合ってはよろしくないと院は思召し...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...と思召して宮は御本意を遂げようともあそばさないのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...周囲に御遠慮があって宇治の姫君へ再三の消息のおできにならなかったことを匂宮は飽き足らぬように思召して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...兵部卿の宮も秋季のうちに紅葉見(もみじみ)として行きたいと思召してよい機会をうかがっておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...帝(みかど)も常から宮のお身持ちを気づかわしく思召していられたのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮様のほうでは人目を思召してお付きもたくさんおつれにならないで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それが神様の思召しなら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...思召し違いに存じ奉るとの口上にございます」「使者の役たいぎ」そう云って左近はじっと宗兵衛を見た...
山本周五郎 「新潮記」
...思召しをお受けいたします...
山本周五郎 「新潮記」
...如何なる思召しやら...
吉川英治 「三国志」
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