...お宿はどうなさります思召(おぼしめし)...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...年甲斐(としがい)もないと思召(おぼしめし)ましょうが...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...それには諏訪神社の思召(おぼしめし)にかなっている小供の身内の者が良いと云うことになって...
田中貢太郎 「放生津物語」
...必ず神の思召に適うことと思うじゃ」「あれほどお父さんが解っていらっしゃる」と時雄は父親の言葉を受けて...
田山花袋 「蒲団」
...つまり神さまの思召しでございますよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...ますます殖やして行けという神さまの思召(おぼしめ)しなんです...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...もし神に思召しがなかったら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「領主の御思召(おぼしめし)に反いても」家来の一人は猛(たけ)り立ちました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...何にか斯(か)う――變だな――と思召したことはございませんでせうか」「忘れたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恨めしくも思召した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮は非常にうれしく思召して山里らしい酒肴(しゅこう)もお出しになっておねぎらいになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...このことでなすべからぬ煩悶(はんもん)をするようになるのは遺憾であると思召すらしいのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...哀れに気がかりに思召す帝は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これまた前世より之業(ごふ)などと思召...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御慈悲の思召を以て...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...特別の思召しだといつたような具合に彼等の好意を受けてやつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...我等の兄弟よ! 神様の思召(おぼしめし)に依りまして...
夢野久作 「近世快人伝」
...何事も神様の思召(おぼしめし)でございましょう……仕方がございません...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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