...救うてとらしょうと思召し...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...申さざれば猶ほ以て亂心の沙汰とも思召(おぼしめ)されん...
高山樗牛 「瀧口入道」
...諸君の日常御心配下さる所のことは是れに似寄つたこと許り今の日本に多いのでがすから格段珍らしいと思召さぬか知りませぬが私は廣く新聞も碌に見ることが出來ませぬで唯此處に居りまして昨年一昨年以來谷中村に這入り込んで居りまして...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...到頭宮内省から御思召しとして...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...女学の道を広めさせられた思召(おぼしめし)は...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...ああこんな浮気者には誰(た)れがしたと思召(おぼしめす)...
樋口一葉 「にごりえ」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...××州の中でお育てになりたいと思召(おぼしめ)すのでせう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...姫君を美しく中宮は思召(おぼしめ)した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...言うこともほかにありそうなものを自分の悲しみを嘲笑(ちょうしょう)するにあたるようなことをお言いになるとはと院は心に思召(おぼしめ)しながらも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恋しくてならず思召す心の慰めに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それきり消えるようにいなくなってしまったことを残念でたまらぬように思召(おぼしめ)しては...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どうも思召通りにするより外ありません...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「最終の午後」
...自分で鋳たのでない銭は通用しないと思召す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...お后の思召次第だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...天皇はその哀情を深く思召され勅諚をもって繍帳を二張つくらしめ給うた...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...手ぬるい思召しではどうにもならぬ」「木曽駒のお話ですが」大助は話を戻した...
山本周五郎 「新潮記」
...思召(おぼしめ)したらお手数ながら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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