...と思召(おぼしめ)しも恥かしいが...
泉鏡花 「遺稿」
...ぜひともこの醤を哀(あわ)れと思召(おぼしめ)し……その代り...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...神様の思召(おぼしめ)しで何ともなりません...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...この七兵衛が仙台侯の御宝蔵から盗み出したと思召(おぼしめ)せ...
中里介山 「大菩薩峠」
...此の度だけは穏便(おんびん)にとのお思召で御座います」実に行き届いた言葉...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...これを機(しお)に足を洗ってお了(しま)いよ」「思召(おぼしめし)は有難いが...
野村胡堂 「百唇の譜」
...もし法律または裁判にして余りに酷なりと思召すこともあるならば...
穂積陳重 「法窓夜話」
...これをモデルにその功労を思召して橘姓も賜わったのだ...
牧野富太郎 「植物記」
...人の譏(そし)りも思召(おぼしめ)さずに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恋しく思召されたのであって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮は非常にうれしく思召して山里らしい酒肴(しゅこう)もお出しになっておねぎらいになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮様の御遺言どおりにしたいと思召すのはごもっともですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮は詩をお作りになる思召(おぼしめ)しで文章博士(もんじょうはかせ)などを随(したが)えておいでになるのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恋しくてならず思召す心の慰めに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「御懇望にさえなればすぐにお許しになりたい思召しとうかがわれます」こんなふうに薫へ告げに来る人々もあるためあまりに知らず顔に冷淡なのも無礼なことであると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...幽鬼のせいと思召してのお言葉であろうと大将は解釈した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...殿様も御満足に思召しましょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...われ乱心したりとばし思召(おぼしめ)されなよ...
夢野久作 「白くれない」
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