...あるだけのものは皆酒にして思い切りよく飲んでしまった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...実はそれを捨てかねたから思い切りよく遠のいたのだ...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...思い切りよく死ぬサ」と言ったことを思い出した...
田山花袋 「一兵卒」
...昨日今日雪の上で思い切りよくさらしぬいた顔の皮は...
辻村伊助 「登山の朝」
...自分の知っている老人で七十余歳になってもほとんど完全に自分の歯を保有している人があるかと思うと四十歳で思い切りよく口腔(こうこう)の中を丸裸にしている人もある...
寺田寅彦 「自由画稿」
...普通のアカデミーの科学者には見られない思い切りよく斬新で傍若無人な進歩的思想家である...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...上り湯を思い切りよく浴びる...
富田常雄 「刺青」
...思い切りよく通り抜けた前山(ぜんざん)の一角(いっかく)は...
夏目漱石 「草枕」
...そう思い切りよく御断念(おあきらめ)になるのも惜(おし)いから...
夏目漱石 「虞美人草」
...いくら心配したって仕方がありません」「そう思い切りよく考えれば...
夏目漱石 「こころ」
...そのぶら下がる当人は旗を持って思い切りよく塹壕の中へ飛び込んで...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...おれは嘘(うそ)をつくのが嫌(きら)いだから、仕方がない、だまされて来たのだとあきらめて、思い切りよく、ここで断(こと)わって帰っちまおうと思った...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...別の道を捜すんだ」健一は思い切りよく踵を返しました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...」けたたましい音をたてて、ビールびんは、思い切りよく、こなごなにこわれて、しぶきが飛んだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...」けたゝましい音をたてゝ、ビールびんは、思い切りよく、こなごなにこわれて、しぶきが飛んだ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...思い切りよく往生するかも知れねえ――彼の足は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...チュンと思い切りよく手ばなをかんで...
三好十郎 「おりき」
...――むしろ思い切りよく捨てて帰れば劉表(りゅうひょう)がかならず...
吉川英治 「三国志」
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