...夜なかに目が醒めたとき自分のした仕事を満足をもって思い出せるようにしたいものだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...楽な気持で思い出せるようになったし...
太宰治 「火の鳥」
...着物を脱いたことまでは思い出せるが...
谷崎潤一郎 「鍵」
...彼等が彼に言ったことを思い出せるのかどうか...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...もう少しゆっくり考えてかく暇があったらもう少し面白い昔話が思い出せるかもしれないが...
寺田寅彦 「高浜さんと私」
...ここへ来る時桂庵(けいあん)の言った言葉も思い出せるようになった...
徳田秋声 「縮図」
...徴しをつけておいて思い出せるようにしている...
戸坂潤 「読書法」
...この娘の顔は眼をつぶっていても思い出せるほどよく知っておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんな場所でも神わざのように思い出せるのは...
林芙美子 「帯広まで」
...海の中に飛び込みざま『助けてくれ』と怒鳴った悲鳴を今でも思い出せる...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...あたかも彼がおぼろげな非常に美しい部分だけを思い出せるすばらしい夢をみたかのように...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...思い出せるだろう...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...……」私は漸(や)っとそれが思い出せると...
堀辰雄 「晩夏」
...今も尚鮮かに思い出せるが――然し...
宮本百合子 「雨と子供」
...朝子に思い出せるのはその間に一度いつだったか素子に抱きおこされてベッドの上で何かのスープをのまされたことだけである...
「おもかげ」
...乳母の胸の匂いは今でもハッキリと思い出せるんです...
三好十郎 「肌の匂い」
...この本を見てわたしの気分気質のいくらかの特徴が容易に思い出せるように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...このときの片語も思い出せる程なのは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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