...どうしても思い出せない...
芥川龍之介 「MENSURA ZOILI」
...そいつが一寸胴忘れをして思い出せないという形だった...
海野十三 「人間灰」
...どこかで見たような顔だがどうも思い出せない...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...宗教や伝説や偉人やその他一般に過去を題材とした新しい画から「新しい昔の幻像」を吹き込まれた例を捜してみたが容易に思い出せない...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...そうして彼はとうとう独り言を言うようにしかも何気なくちょっとは思い出せない人の言葉を呟(つぶや)いて見た...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...急にこんなになりそうな人は思い出せないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰だかちょっと思い出せない顔だと思ったよ」そんな事を言ったところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...誰なのかははっきり思い出せない...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...それすら思い出せない...
堀辰雄 「恢復期」
...上着に何を入れたか思い出せないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ロンドンの猛吹雪は思い出せないなあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...私、頭が悪いでしょ、思い出せないの...
三好十郎 「樹氷」
...そうして急にはちょっとは思い出せない顔付――そういう馴れきった顔つきであるために...
室生犀星 「しゃりこうべ」
...思い出せない状態に陥っておられるので御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...二人の町人体(てい)は思い出せないが...
吉川英治 「江戸三国志」
...思い出せないのもご尤もです...
吉川英治 「剣難女難」
...ちょっと思い出せないような顔して...
吉川英治 「新書太閤記」
...……はて?」思い出せない顔すると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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