...葉子はけさの出来事以来なんとなく思いあがっていたのだ...
有島武郎 「或る女」
...たいへん思いあがっているようである...
海野十三 「火星兵団」
...お前はあまりに思いあがっている――お前のいぶせき小舎が...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...思いあがっていたのかも知れないね...
太宰治 「姥捨」
...ひどく思いあがって...
太宰治 「誰も知らぬ」
...思いあがっているからでもなく...
太宰治 「如是我聞」
...このわしが何を知りましょうや」曾は思いあがってきて...
田中貢太郎 「続黄梁」
...思いあがっていたり...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...もうそれだけで自分もひとかどの哲学者になったつもりで思いあがっていたらしい...
三木清 「語られざる哲学」
...思いあがって水爆や原爆なんぞをポカポカとおっことして地球をこなごなにしないように気をつけろ!アメリカとソビエットよ...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...……思いあがっていたともいわれます...
三好十郎 「その人を知らず」
...ひたすら自分の意見がその指針となるようにと願うほど思いあがってはいない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いつとなく思いあがって...
吉川英治 「三国志」
...文醜(ぶんしゅう)にも立ち勝れりと思いあがっておるこそ不愍(ふびん)なれ...
吉川英治 「三国志」
...思いあがっているやつだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...――だが、考えてみると、余りにも、吉事吉事のかさなりを、思いあがって、人の世の中を、自分らの意のままに、あまく見過ぎていた結果の禍いであったとも、貞盛は、反省せずにもいられなかった...
吉川英治 「平の将門」
...思いあがっておりました...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...自力と思いあがって...
吉川英治 「源頼朝」
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