...まるで人間が変ったように怖がりやになって...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...しかもこの情けなさのうちからなぜ怖がり抜いて逗子から逃げ出して来たのだろうかと...
橘外男 「逗子物語」
...「怪しいって、どんなことなのだね、怖がり屋が、己(じぶん)の影法師なんかを見て、なにか云うのだろう」「そんなこともありましょうが、なにしろ変なことがありますから、何人も入れないことにしてありますよ」「俺達が好いなら、かまわないだろう、そこへ入れて貰(も)らおうか」「お客さんさえ宜(よろ)しければ、私の方はかまわないですが、また変なことでもありますと、お気の毒ですから」「好いよ、妻室(かない)や小供はここへ置いといて、この男と二人で男同志が寝るさ」クラネクはベルセネフに向って、「二人で一ぱいやりながら寝ようじゃないか」「それが宜しゅうございますね、なに大したことはないでしょう」「お客さんがたってとおっしゃるなら、お入りになってもよろしゅうございますが、変なことがありましても、私の家では責任を負いませんよ」クラネクは細君(さいくん)と小供をその室(へや)に残しておいて、ベルセネフといっしょに主翁(ていしゅ)に跟(つ)いて往った...
田中貢太郎 「警察署長」
...ちっとも怖がりはしないでしょう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...私が怖がりますので面白がつて浩造さまとからかふのでございます...
辻村もと子 「早春箋」
...」「貴方はあまり世間と云うものを怖がり過ぎますよ」と...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...猿は人間よりか火の方を怖がりますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...人間はどうも物を怖がり過ぎていけない...
中里介山 「大菩薩峠」
...「此部屋に一人で寢るのか」「いえ、飛んだ怖がりで、大抵私と一緒に此部屋に寢て居ります」横合から口を出したのは、若い番頭――この中屋の遠縁だといふ音吉でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私が怖がりやだから...
林芙美子 「生活」
...その頃から正三はやたらにものを怖がり出した...
原民喜 「恐怖教育」
...あたし怖がりなんかしなくつてよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...怖がりすぎている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...ひどく怖がりました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...怖がりもせず掴みやあがったが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ピグミイ族がブーメラングや手槍を怖がりながら...
三好十郎 「恐怖の季節」
...人に見つかるとねえ」「そんな怖がりんぼじゃ...
吉川英治 「江戸三国志」
...(俺は、怖がりになった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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