...この馬はかつては例の怒りっぽいヴァン・リッパーという主人の愛馬だったのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...若者らしい正義感の迸(ほとばし)るままに時として若干怒りっぽい感じがないでもない...
上田広 「指導物語」
...持ち前の怒りっぽい...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...怒りっぽいのは婆やが出てゆく時...
徳田秋声 「新世帯」
...まるで背むしか小人(こびと)のように、猜疑心が強くて、怒りっぽい...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ひどく怒りっぽいし...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...米友は気が短くて怒りっぽいし...
中里介山 「大菩薩峠」
...それがどうしたんだ」「お前さんは怒りっぽい人だということを聞きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...怒りっぽいものです...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...コワリョーフがひどく怒りっぽい人間であったということである...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...怒りっぽいじれったそうな身ぶりで私の腕をつかみながら...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...涙は怒りっぽい哀れな女・子供のものだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...怒りっぽいのもわたしのせいではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ここに「フランス第一の怒りっぽい人」というのは誰のことか判明しない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...アレクサンドロスは血の気の多い・怒りっぽい・熱烈な・性質であったばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...教官たちも怒りっぽいのと...
山本周五郎 「桑の木物語」
...そうでしょ」「私は怒りっぽいほうじゃないが...
山本周五郎 「風流太平記」
...彼は怒りっぽい...
吉川英治 「三国志」
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