...若者らしい正義感の迸(ほとばし)るままに時として若干怒りっぽい感じがないでもない...
上田広 「指導物語」
...しかし彼の部下は怒りっぽいのだ...
海野十三 「宇宙戦隊」
...先生きょうはなんだかひどく怒りっぽいんですぜ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...怒りっぽいね、あなたは...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...怒りっぽいのは婆やが出てゆく時...
徳田秋声 「新世帯」
...しかし加世子は怒りっぽい庸三を...
徳田秋声 「仮装人物」
...それは怒りっぽい野獣...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...まるで背むしか小人(こびと)のように、猜疑心が強くて、怒りっぽい...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...例の怒りっぽい性質からと言うだけでは不十分だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それがどうしたんだ」「お前さんは怒りっぽい人だということを聞きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その頃から店におります」「人柄は?」「怒りっぽいところがありますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...冷淡で、薄情で、気紛れで、怒りっぽい...
久生十蘭 「白雪姫」
...あらゆる役人階級ほど怒りっぽいものはないからである...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...涙は怒りっぽい哀れな女・子供のものだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...雄弁家カエリウスは天性はなはだ怒りっぽい人だった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ここに「フランス第一の怒りっぽい人」というのは誰のことか判明しない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...アレクサンドロスは血の気の多い・怒りっぽい・熱烈な・性質であったばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...怒りっぽいでぶ...
山本周五郎 「季節のない街」
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