...この馬はかつては例の怒りっぽいヴァン・リッパーという主人の愛馬だったのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...熱し易く、怒りっぽいが、直ぐまた上機嫌になるような性質でした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...あの老人は怒りっぽい人で...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...怒りっぽいしかし無邪気なムッツリとした...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...怒りっぽい性質であったが杜陽には優しかった...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...怒りっぽい方だから...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...しかし加世子は怒りっぽい庸三を...
徳田秋声 「仮装人物」
...ひどく怒りっぽいし...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...彼の我慢のない怒りっぽい気質は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...米友は気が短くて怒りっぽいし...
中里介山 「大菩薩峠」
...それがどうしたんだ」「お前さんは怒りっぽい人だということを聞きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その頃から店におります」「人柄は?」「怒りっぽいところがありますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...与平が怒りっぽい男なので...
林芙美子 「河沙魚」
...……芸術家が怒りっぽいのは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...雄弁家カエリウスは天性はなはだ怒りっぽい人だった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...怒りっぽいでぶ...
山本周五郎 「季節のない街」
...「三十五なんてとしもいやだわ」とおのぶは続けた、「そんなおじいさんと夫婦になるなんてきみが悪いし、おまけにその人酒に癖があるの、怒りっぽいし、怒るとすぐに乱暴をするのよ、あたし死んだってあんな人のおかみさんにはならないわ」「そう肚(はら)がきまってるんなら、なにも困ることはないじゃないか」「それがそういかないから、栄さんの知恵を借りに来たのよ」「可哀そうに」と栄二は苦笑いをした、「三十五でおじいさんか」「まじめに聞いてよ」とおのぶが云った...
山本周五郎 「さぶ」
...彼は怒りっぽい...
吉川英治 「三国志」
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