...友人は余を信ずるを以て敢(あえ)て余の彼が言(ことば)に従わざるを忿(いか)らずといえども...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...それは忿怒というよりも寧ろ驚愕(きょうがく)であった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...ついには忿怒するに至らしむるが...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...忿怒曼徳迦(ふんぬえんまんとくか)明王を祭った...
直木三十五 「南国太平記」
...牧は、その筆に、その血をつけて、一筆を下すたびに「南無、大忿怒明王、法満天破法、十万の眷属(けんぞく)、八万の悪童子、今度の呪法に加護候え」と、呟いたり、口の中でいったりしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...左手に握っていた忿怒明王の画像を...
直木三十五 「南国太平記」
...腹の底から忿怒(ふんぬ)が煮えくり返ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お留の憤々(ぷんぷん)たる忿怒(ふんぬ)の前に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――大變な見幕で」お組と掴み合ひの喧嘩をした後の紛々(ふんぷん)たる忿怒(ふんぬ)は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...殺生(せつしやう)な曲者ぢやありませんか」八五郎はまさに忿懣(ふんまん)やる方なき姿でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...忿怒を感じたのは何んとしたことでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身顫いの方は忿怒のせいで...
久生十蘭 「魔都」
...忿懣(ふんまん)やるかたなく思っていた民政党の参事会員は...
火野葦平 「糞尿譚」
...忿怒(ふんぬ)と嫌惡にはやる心も默(もく)してしまふことは有難いことである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...殿には『あらぬことを申す』とひじょうなお忿りで...
山本周五郎 「日本婦道記」
...怖るべき殺気の忿念(ふんねん)につつまれていようとは気がつかない...
吉川英治 「剣難女難」
...溶(と)けぬ忿怒(ふんぬ)にうな垂れていた...
吉川英治 「三国志」
...ひとり不安と忿懣(ふんまん)にたえず...
吉川英治 「私本太平記」
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