...忽焉(こつえん)としてかしこに在り...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...その時忽焉(こつえん)として...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...今忽焉(こつえん)としてその全貌を晒(さら)け出しているのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...未だその成功を得ざるうちに忽焉(こつえん)として中尉の長逝を見ましたことは我々の最も痛恨極まりなきところであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...忽焉としてその床の間はたゞの空白に帰するのである...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...だがイデオロギーのこの規範性・価値性・は何か不可解な神秘力によって忽焉としてイデオロギーの上に天下ったのではない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...忽焉として保安條例なるもの天來し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...忽焉として茲に政治的喜劇の舞臺を開展したりき種々の脚色は幾多の人物に依て描かれ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...忽焉として保安条例なるもの天来し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...忽焉として茲に政治的喜劇の舞台を開展したりき種々の脚色は幾多の人物に依て描かれ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此の時忽焉として湧起つた...
中島敦 「名人傳」
...この時忽焉(こつえん)として湧起(わきおこ)った...
中島敦 「名人伝」
...物の実質が忽焉として宇宙から消滅して...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...当時の日本の武蔵野の一隅に忽焉(こつえん)として現われるはずはないので...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...手を敲(たた)けば盃酒忽焉(こつえん)として前に出(い)で財布を敲(たた)けば美人嫣然(えんぜん)として後に現る...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...神農(しんのう)・虞(ぐ)(舜)・夏(か)(禹)(三七)忽焉(こつえん)として沒(ぼつ)しぬ...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...忽焉沒兮...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...忽焉(こつえん)として一道の光明が現れたのを覚えた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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